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日本の医療における医師の過剰労働が話題に上るようになり、最近ではその具体的な数値も断片的に紹介されるようになりました。こんな中、2007年7月 日に共同通信社から配信された記事は、日本の医療の実態を客観的な数値を示しながら、分かりやすく表現していますので、参考までに記事の内容を御紹介いたします。

経済協力開発機構(OECD、 か国、本部パリ)は2007年7月 日までに、先進国が中心の加盟各国の医療を比較する「ヘルスデータ2007」を発表しました。この中で日本については、医師の不足の問題が報告されています。

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07年10月1日 42,665

末期がんの母絞殺

インターネットで配信された2007年8月9日の読売新聞の記事のひとつが、「末期がんの母絞殺……」というものでしたので、びっくりして内容を確認しました。

結論的には「承諾殺人の42歳女性に猶予判決」とありましたので、少し救われた気持になりましたが、やはりこういう事態になったかと思い、これからこういう事例が増えざるを得ないなと悲しくなりました。

記事の内容は以下のようなものです。

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07年8月20日 47,603

国民にとっての清涼剤

第89回全国高校野球選手権大会は、佐賀北高が優勝しました。

この優勝は久し振りの「公立高校の優勝」として、国民に一際大きな歓びを与えたといえます。高度化した近年の高校野球では私立校の活躍が目立ち、夏の甲子園大会ではそれが最も顕著でした。この大会で公立校が優勝したのは平成8年の松山商(愛媛)以来だったというのも肯ける現象でした。最近の高校野球界は特待生問題で揺れていただけに、4081校の頂点に立ったのが、公立校の野球が好きな「普通の生徒たち」だったというニュースに日本全国が歓迎ムードに浸ったといえるでしょう。

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07年8月27日 48,288

8月25日から31日までは、国際外科学会でモントリオールに滞在しています。

昨夜着いてまだ1日しか経っていませんが、テレビを見ても、街中を歩いても、学会場へ行っても、ここはほんとうにカナダかと思います。というのは、ここはフランス語圏で、看板からテレビ番組までフランス語が中心で英語は一部にしか見られないのです。ホテルで質問してもまずフランス語で返事が来るので戸惑います。電話でホテルのフロントを呼ぶと完全にフランス語での対応がまず来ます。

モントリオールはフランス語圏とは聞いていましたが、カナダの中だから当然英語中心の生活はできるのだろうと思っていたので、少々驚いています。すぐ近くの大都市であるトロントは完全に英語圏なのにモントリオールへ来るとこうも変わるのかと不思議に思います。

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07年9月3日 44,129

携態勢作りの重要性

奈良県で流産した妊産婦がすぐに病院に収容できなかった事例が、大きな問題として取りあげられています。厚生労働省の新大臣・舛添要一さんが荒井正吾奈良県知事に会って事件の経緯と対策について協議したというニュースもありました。

奈良県では似たような事例が昨年もあったため、さっそく新大臣が今回の事例の背景調査を命じたというわけです。

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07年9月10日 12,605

安倍晋三総理大臣が辞任を表明したため、自民党は後任の総裁選出で大変でした。おかげで国会は空転して費用がかさむばかりだとマスコミも問題視しています。最近の安倍さんの様子を見ていて、近いうちに逃げだすだろうと思っていたのですが、案の定でした。

その安倍さんに代わる自民党総裁の福田さんにも、医療従事者および患者の私としては、「医療崩壊を避けるために、低医療費政策をやめて、福祉目的に消費税も大幅に上げる」と勇気をもって言ってほしいと思っているのですが、もうひとつ歯切れが悪いですね。

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07年9月24日 12,235

2007年11月19日から同21日までの3日間、仙台で第20回日本内視鏡外科学会総会が開催されました。

この学会は近年急速に普及した内視鏡下手術に関する研究をする学会です。現在では外科のみならず、産婦人科、泌尿器科、整形外科なども加わっており、会員数9000人超の大きな学会です。

この学会は他の学会と同様、長年の間、医師のみの学会でしたが、昨年から看護師、臨床工学技士(略してME=medical engineer=とかCE=clinical engineer=と呼ばれる)も参加する学会となりました。そのきっかけとなったのが亀田総合病院のME近藤敏哉の活躍です。

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07年11月26日 14,628

先日、私は卒後間もない頃に勤務し勉強させて頂いた郡上市民病院(当時は郡上中央病院)へ手術指導に行く機会に恵まれました。

私がよく知っている先輩が院長で、外科部長も私が16年前に指導したことのある後輩ですので、お声がかかったわけです。

私の同院での勤務は1977年9月1日から1980年9月15日まででしたから、もう30年も前のことです。赴任当時、私はまだ卒後2年目の新米医師でした。日中も夜間も病院に留まり夢中で仕事をしていました。その姿をみて当時の職員の皆さんが熱心に助けてくださいました。昼夜を問わず、患者さんがいらっしゃればすべて対応していました。小児も妊産婦もすべて受けいれるという方針でやっていました。その当時一緒に働いていた職員は、現在では看護師、薬剤師、医師、事務員、検査技師、放射線技師などの職種を問わず、皆さん要職についておられ、私の訪問を歓迎してくださいました。

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07年10月8日 11,521

診療報酬改定・報酬加算「看護必要度」に転換 「7対1」一律増を廃止……厚労省方針

2007年10月4日のこんな見出しの記事をみて驚きました。日本の医療機関が厚生労働省の朝令暮改の指示により、まさに「振りまわされている」のを実感しました。

厚生労働省は10月3日、「患者7人に看護師1人」の手厚い看護配置基準(7対1)を満たす医療機関の収入を一律増としている診療報酬体系を廃止し、がんの化学治療に取り組むなど、患者にとって「看護必要度」の高い医療機関でなければ報酬加算を認めないようにする2008年度診療報酬改定方針を、中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関、中医協)の小委員会に示したというのです。2年前に決めて実施したばかりのことをもう廃止するというのですから驚きです。

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07年10月15日 11,735

今月11日に開催された世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトル戦で挑戦者の亀田大毅(協栄)が反則行為を繰り返した問題は、ここのところわが国での大きなニュースのひとつとなっています。

私もたまたまテレビをつけたら放映中だったので観ていました。実況中継をするTBSのアナウンサーの言葉を聞いていると今にも亀田がノックアウト勝ちを収めるように聞こえるのですが、どうも内容と一致しません。素人の私には分からないところがあるのだろうと思っていましたが、途中でボクシングなのかプロレスなのか分からない場面が出てきて、これはいくらなんでも亀田の負けにしないと国辱ものだと思えてきました。

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07年10月22日 10,531
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