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私が毎年、春になるとツクシを採って食べていることを以前この欄でご報告いたしました。

今年は寒さの厳しい長い冬でしたので、ツクシが出て来るのも例年より遅くなっています。鴨川だと例年では2月下旬には採りに行かないといけないのですが、今年は3月になってからで十分でした。と言うよりも2月には未だ十分に育っていなかったのです。毎年採りに行くところへ見にいったら、まだ頭も出ていなかったのです。

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08年3月24日 22,161

医師不足問題が深刻化していますが、その中でもよくニュースになるのが産科医療の問題です。「お産ができない」というのはまさに待った無しの問題で、他科の問題よりも緊急性があるため、当然、注目されます。

この問題に関して、舛添厚生労働相は25日の閣議後記者会見で、「分娩の休止や制限」を予定している医療機関が今年1月以降、全国で77か所に上り、この中の7か所は地域内での医師の確保が困難な見通しであることを公表しました。

もう少し細かくみると、分娩の休止を予定しているのは45か所、分娩制限は32か所です。このうち70か所は、近隣自治体に代替できる医療機関があるケースだったが、残り7か所は、近隣自治体での対応が困難であることがわかったと報告しています。

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08年3月31日 21,720

いいかげんにしてくれ!

健康保険法に基づいて医療を行っている私達、日本の医療従事者は、その大元を牛耳っている厚生労働省には頭が上がらない立場で、いつもオドオドしながら医療を営んでいます。

その厚生労働省が発表する方針には敏感に反応しなければなりません。それ故、厚生労働省の短期間での方針転換にはいつも「振りまわされる」思いがいたします。

最近の典型的な例を挙げましょう。

2008年4月27日には、「生活保護には安価薬(ジェネリック医薬品) 不使用なら、手当打ち切りも 厚労省通知」(毎日新聞)とう見出しの記事が載り、驚きました。内容としては以下のようなものです。

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08年5月12日 23,796

療養病床の大幅減へ各県が奮闘中

長期入院する患者が利用する医療機関の療養病床を削減する国の取り組みが本格化してきました。

療養病床を減らせば、在院日数の短縮につながり、医療費が抑制できるという狙いから出た政策で、医療型と介護型の2類型合わせて約35万床を再編し、2011年度末には医療型を15万床程度にまで減らす構想です。その実施にあたって、各都道府県は病床数を設定し、2008年4月開始の医療費適正化計画に反映させなければならないので大変です。

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08年4月14日 25,967

銚子市立総合病院の診療休止問題をめぐり、市民団体が求めていた解職請求(リコール)に伴う住民投票(2009年3月30日)で、岡野俊昭市長(63)の失職が決まったことは、千葉県民に取り、大きな関心事だと思います。

市は公設民営方式での診療再開を目指し、指定管理者となる医療法人の審査を進めているようですが、再開のめどがたたないまま出直し選挙に入ることになりました。

リコール運動を進めた市民団体「何とかしよう銚子市政 市民の会」は「診療休止は公約違反であり、市民の声を聞かずに休止を強行した市長の下では地域医療の再生は不可能だ」と訴えていました。同会は市長選の候補者の擁立を探っていましたが、4月1日、茂木薫(もぎ・かおる)代表が立候補を表明しました。

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09年4月13日 9,839

私にはインド人の友人がたくさんいます。どうして私がインドと関係が深いのかと質問されることがよくありますので、少し説明させて頂きます。

インドとの関係は1991年末に始まりました。当時、私は帝京大学医学部附属溝口病院外科に勤めていました。同院では90年5月29日に、当時の山川達郎教授らが日本初の腹腔鏡下胆嚢摘出術を成功させ、注目を浴びていました。私は縁あって91年5月に帝京へ赴任しました。同年2月に前任地の松波総合病院で岐阜県での1例目を成功させ、その後かなりの経験を積んでいましたので、帝京へ移ってからも何の抵抗もなく腹腔鏡下手術に関与できました。

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08年4月21日 27,780

新しく始まった「後期高齢者医療制度」の評判がずいぶん悪いですね。政府与党の中にも強い批判がある中、とうとう野党4党が廃止法案を参議院に提出しました。

参議院を通っても衆議院で否決されることは間違いないですから、いったいどんな効果があるのかと不安になります。仮にもし通過したとしても、旧制度に戻すだけで、未だ代替案が出ていない点が大きな問題でしょう。

高齢化が急速に進むわが国ですから、当然、医療費を含め社会保障は大問題です。そのため従来の老人保健制度に代わる高齢者医療制度の創設を検討することは与野党で決めていたことでした。2000年の医療制度改革で参院が関連法案を可決した際、共産党を除く各党で「早急に新たな高齢者医療制度を創設せよ」との付帯決議を採択しているのです。社会の高齢化によって増えていく医療費は、現役、高齢世代と公費でまかなうしかないことは誰しも認めることです。高齢者にも保険料を負担してもらわなければ、その分は当然、現役世代が背負うことになります。公費をどこまで入れるかも含め、医療費負担のあり方を議論することが必要であることも誰しも認めるところでしょう。

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08年6月2日 22,220

日本人は賢くなれ

秋田県小坂町の十和田湖畔で見つかったオオハクチョウの死骸などから検出された鳥インフルエンザ・ウイルスは、独立行政法人・動物衛生研究所(茨城県つくば市)の検査で4月29日、鶏に感染すると致死率が高い強毒性のH5N1型と判明しました。オオハクチョウはすでにシベリア方面へ北上しており、大きな流行にはならないと思われていますが、これによって新型インフルエンザの問題がクローズアップされてくるでしょう。

鳥インフルエンザ・ウイルスが変異して、人類が免疫を持たない「新型インフルエンザ・ウイルス」がいつ出現してもおかしくない、と言われています。世界的な大流行(パンデミック)を引き起こし、多数の犠牲者が出る恐れがあるのです。

新型インフルエンザの蔓延を防ぐためにさまざまな対策を多角的に取る必要がありますが、中でもワクチン対策は重要な柱となるでしょう。

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08年5月4日 26,382

定健診・保健指導(メタボ健診)が今年4月から始まりました。

判定基準の問題でいろいろ議論がありましたが、とにかくスタートしたのです。

国の意気込みが伝わったのか、国民健康保険を運営する市町村の8割以上が、財政負担覚悟で保健指導を無料化して実施率(受診率)向上に躍起になっていることが、読売新聞の調査で明らかになりました。

しかし、国が目指す医療費削減や生活習慣病予防の効果に疑問の声は消えず、これからも紆余曲折が予想されます。

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08年5月19日 23,355

2008年6月15日の朝日新聞によりますと、福岡市では福岡市教委が今年度から市立学校で給食の食べ残しの持ち帰りを禁じたところ、廃棄される残飯が月に約9d増えたとのことです。これは6月13日の市議会本会議で明らかにされました。

どうして持ち帰りを禁じたのかと不思議に思って注意深く記事を読んでみると、市教委は「児童生徒の健康が第一」と強調しているということです。

給食の食べ残しをどうするかに関しては、1997年に文部省(当時)は、食中毒防止のため、給食の持ち帰りについては禁止が望ましいと全国に通知しています。しかし昨年まで福岡市では持ち帰りを認める学校があるなど対応はまちまちだったため、「どうすればいいか」と問い合わせが昨年あり、改めて「禁止徹底」を通知したといいます。

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08年7月7日 25,053
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