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携態勢作りの重要性

奈良県で流産した妊産婦がすぐに病院に収容できなかった事例が、大きな問題として取りあげられています。厚生労働省の新大臣・舛添要一さんが荒井正吾奈良県知事に会って事件の経緯と対策について協議したというニュースもありました。

奈良県では似たような事例が昨年もあったため、さっそく新大臣が今回の事例の背景調査を命じたというわけです。

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07年9月10日 12,130

今日、帰宅して何げなくテレビのスイッチを入れると、「おれ達はプロ野球選手だった」という番組が始まるところでした。

華々しいプロ野球選手の地位を失った人達がその後どうなっているかを報道する番組なので、あの人達が今どうしているのか、その後、どう立ちなおって生きているのか、と興味が湧きましたので見てしまいました。

先ず出てきたのが、元巨人の投手・条辺剛さん。彼は、一時はリリーフエースとも呼ばれた人ですから、すぐに分かりました。彼は22歳で年俸3200万円になっていたのに、故障がもとで2年後には解雇されました。まだ26歳です。結婚して奥さんにも支えられ、現在はうどん屋の修業中とのこと。頑張ってほしいものです。

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07年9月17日 46,639

安倍晋三総理大臣が辞任を表明したため、自民党は後任の総裁選出で大変でした。おかげで国会は空転して費用がかさむばかりだとマスコミも問題視しています。最近の安倍さんの様子を見ていて、近いうちに逃げだすだろうと思っていたのですが、案の定でした。

その安倍さんに代わる自民党総裁の福田さんにも、医療従事者および患者の私としては、「医療崩壊を避けるために、低医療費政策をやめて、福祉目的に消費税も大幅に上げる」と勇気をもって言ってほしいと思っているのですが、もうひとつ歯切れが悪いですね。

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07年9月24日 11,811

日本の医療における医師の過剰労働が話題に上るようになり、最近ではその具体的な数値も断片的に紹介されるようになりました。こんな中、2007年7月 日に共同通信社から配信された記事は、日本の医療の実態を客観的な数値を示しながら、分かりやすく表現していますので、参考までに記事の内容を御紹介いたします。

経済協力開発機構(OECD、 か国、本部パリ)は2007年7月 日までに、先進国が中心の加盟各国の医療を比較する「ヘルスデータ2007」を発表しました。この中で日本については、医師の不足の問題が報告されています。

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07年10月1日 41,733

先日、私は卒後間もない頃に勤務し勉強させて頂いた郡上市民病院(当時は郡上中央病院)へ手術指導に行く機会に恵まれました。

私がよく知っている先輩が院長で、外科部長も私が16年前に指導したことのある後輩ですので、お声がかかったわけです。

私の同院での勤務は1977年9月1日から1980年9月15日まででしたから、もう30年も前のことです。赴任当時、私はまだ卒後2年目の新米医師でした。日中も夜間も病院に留まり夢中で仕事をしていました。その姿をみて当時の職員の皆さんが熱心に助けてくださいました。昼夜を問わず、患者さんがいらっしゃればすべて対応していました。小児も妊産婦もすべて受けいれるという方針でやっていました。その当時一緒に働いていた職員は、現在では看護師、薬剤師、医師、事務員、検査技師、放射線技師などの職種を問わず、皆さん要職についておられ、私の訪問を歓迎してくださいました。

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07年10月8日 11,054

診療報酬改定・報酬加算「看護必要度」に転換 「7対1」一律増を廃止……厚労省方針

2007年10月4日のこんな見出しの記事をみて驚きました。日本の医療機関が厚生労働省の朝令暮改の指示により、まさに「振りまわされている」のを実感しました。

厚生労働省は10月3日、「患者7人に看護師1人」の手厚い看護配置基準(7対1)を満たす医療機関の収入を一律増としている診療報酬体系を廃止し、がんの化学治療に取り組むなど、患者にとって「看護必要度」の高い医療機関でなければ報酬加算を認めないようにする2008年度診療報酬改定方針を、中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関、中医協)の小委員会に示したというのです。2年前に決めて実施したばかりのことをもう廃止するというのですから驚きです。

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07年10月15日 11,368

今月11日に開催された世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトル戦で挑戦者の亀田大毅(協栄)が反則行為を繰り返した問題は、ここのところわが国での大きなニュースのひとつとなっています。

私もたまたまテレビをつけたら放映中だったので観ていました。実況中継をするTBSのアナウンサーの言葉を聞いていると今にも亀田がノックアウト勝ちを収めるように聞こえるのですが、どうも内容と一致しません。素人の私には分からないところがあるのだろうと思っていましたが、途中でボクシングなのかプロレスなのか分からない場面が出てきて、これはいくらなんでも亀田の負けにしないと国辱ものだと思えてきました。

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07年10月22日 10,090

9月25日の本コラム欄で、あらゆる政治家に国家百年の計に立って、「医療崩壊を避けるために、低医療費政策をやめて、福祉目的に消費税も大幅に上げる」「医療崩壊を避けるため、国民の真の幸せのため、医療費を上げる」と勇気を持って宣言してもらいたいと申しあげました。これまで消費税を上げることをほのめかす政治家も小数ながらいましたが、どれももうひとつ歯切れが悪い言い方でした。

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07年10月30日 10,289

私はこれまでにインドへは何度も来ていますが、これまでは大きな都市ばかりでした。

今回は初めて北東部のMeghalaya(メガラヤ)州の主都・Shillong(シロング)へ来ています。当地で外科学会が開かれ、そこでの講演のためです。

これまでのインドへの訪問とは大きく異なっていることがあります。この北東部インドはバングラデシュ、ブータン、中国、ネパール、ミャンマーなどに接していて、隣国との関係が微妙なところです。この地域に属する7つの州(アッサム、メガラヤなど)はインドではrestricted areaと呼ばれていて、外国人が入るには新たに364米ドルを払わなくてはなりません。カルカッタからアッサム州のガハティ(Guwahati)へ入るときに、まず364米ドルを払うように言われました。最初はどういう意味か分かりませんでした。よく聞いてみると、この地区は外国の領事官などがなくて、外国人にとっては自分を保護してくれる自国の施設がないため、当地の役所に保護を頼まなければならないのです。従って守ってもらうために364米ドルを払え、というわけです。ちなみにrestricted areaを辞書でみると「立入禁止区域」と訳されています。日本の外務省がインド全般は安全としながら、この地域だけに注意を出しているのはこのように事情があるからなのだと理解できました。

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07年11月5日 10,849

2007年10月28日は3つ目の講演を終えてから、シロングを出発してシャルマ先生のtea garden(ティーガーデン)へ行くことになりました。

私はてっきり彼の住まいのあるガハティ市内にtea gardenあると思っていましたが、全く別の場所でした。Tea gardenのある場所はJorhat(ジョルハット)という町で、なんとシロングから350`あると聞いてびっくりしました。遠すぎると思いましたが、シャルマ先生は、「全く心配ない、車で行けば6〜8時間で行ける」と言います。車で6時間以上かかるというのは私には信じがたい距離です。しかしインドの人達はあまり遠いとは思わないようです。午後1時にシロングを出発して、彼のtea gardenへ着いたのは午後8時30分でした。典型的な日本人である私の感覚からは非常に新鮮な経験でした。旅行というと新幹線を思いうかべる私も少し考え方を変えないといけないと思いました。

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07年11月12日 44,167
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