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コース唯一の鎖場の難所

【第23回 元清澄山へ】

鎖場と擬木の責め苦

大休止すると、さすがに体が冷える。食休みもそこそこに、さらに東へ向けて出発する。

すぐに陣屋跡のような広いスペースが出現する。番所とは峠の関所のことである。ここに建物が建っていて、役人たちが起居、入出国の民を審議していたのだろう。周囲に土塁のような壁があるので、独特の雰囲気がある。川崎さんが「この上に石宮がある」というので、土塁を登る。大きな宮があるが、屋根の石が落ちてしまっている。男4人でこの石屋根を起こし、宮に乗せる。銘はないが、かつては信仰の対象だったのだろう。いまは訪れる人もいない。直した石宮に頭を下げ、さらに東へ。

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08年1月31日 19,832
地味だが凛としたカンアオイの花

【第22回 ようやくハイクコースに】

黒塚番所跡へ

県民の森ロングハイキングコースは、ディープな山愛好家の間では、有名なコースだ。30`もある尾根筋を歩くスーパー健脚向け。2つの県民の森を結ぶから、それなりに人気がある。

が、こちらの大トレッキングは、さらに長い。西端の鋸山から東端の岩高山を結ぶ。西の浦賀水道から東の太平洋まで行くスーパーロングコースなのだ。ロングハイクにも負けてはいまい。

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08年1月30日 19,569
岩テラスの上で小休止。北側の景色がいい

【第21回 鍋石分岐へ】

修行めいて清澄山系

大トレッキングの旅もこれが5日目。尾根の中間点を過ぎ、いよいよ行程は清澄山系に入る。古くは日蓮が開宗し、近年でも空手家が修行した地でもある。長い尾根歩きは、いよいよ修行めいてくるのだ。

スタートは、鴨川有料道路わきの旧道から。露岩の山肌を急登する。ところどころにトラロープが渡してあるので、助かる。スタートから15分で、小さなピークになる。ここが閉鎖された旧道トンネルの上だ。ここから北東方面に尾根を進む。

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08年1月29日 18,556

1月29日付、連載「郡界尾根を往く」は紙面の都合で休載します。

08年1月28日 18,646
有料道路東側のロープ登り

【第20回】 鴨川有料道路へ コブの連続

4日目終えて

苔むした岩の香木原峠を後に、北側に出てさらに右に登る。ここから先もフタコブラクダの連続である。

正月のお飾りに不可欠なウラジロが密生していて、ウラジロの海のような場所が続く。峠から20分歩くと、山神社の石碑のあるピークになる。石も新しく最近のものだ。

ここから先は、登って降りて、登って降りての繰り返し。北側は香木原カントリークラブ。ときおりドライバーで打つボールの音が聞こえる。

尾根筋にはやぶがなく、踏み跡もしっかりしているが、何しろアップダウンが激しい。足に疲労感が漂うが、苦痛ではない。

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08年1月26日 19,890
古道の雰囲気いっぱいの香木原峠

【第19回】香木原峠へ 横切る峠の栄枯盛衰

名実ともに恐ろしい女房落としを後にし、北側へ下る。この先の広くなった場所が、長野田番所跡。江戸時代に周辺を治めた川越藩の番所である。安房と上総を結ぶ重要な街道だからであろう。杉林の中が広く開けていて、長野田番所跡と書かれた木柱がそれを語る。

番所跡の広場の右手を登る。岩にステップが切ってある場所もあるので、ハイカーが歩いているのは間違いない。番所跡から10分でモミの巨木に出合う。尾根上の巨木だから、目立つ存在だ。

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08年1月25日 21,001
アップダウンを下った先の小町峰峠

【第18回 小町峰峠へ】

恐ろしや女房落とし

鉄塔確認ポイントから5分ほどで、左の尾根へよじ登る。ここまでの林道は比較的フラットで歩きやすいが、ここからはまたも石のやせ尾根である。郡界そのものが、尾根の凸凹にあるので、ここから先はフタコブラクダを20頭並べた上を歩くネズミのようなものだ。4日目の距離は短いが、アップダウンは激しいのである。

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08年1月24日 23,201
林道淵ヶ沢奥米線との分岐点

【第17回 林道柚子の木線へ】

遥か東に妙見山の頂

4日目のスタート。国道410号カーブの空き地に車を止め、まずはここから安房高山へ。山道を35分ほど歩いて、林道横尾線を目指す。

国道からの取り付きは、がさやぶだが道らしくなっていて、登ってすぐは荒れているものの、やがて山道になる。ここからの上りは、下の民家の屋号から「大作道」と呼ばれている。国道から25分で三郡山と安房高山の分岐となるので、ここを右に行く。倒木はあるものの、5分で林道横尾線へ出る。ここに「高山」「大作」の白い標識がある。

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08年1月23日 19,325
請雨山からの南側の絶景

【第16回 安房高山へ】

南側に広がるパノラマ

三郡山の眺めとお別れし、君津・鴨川境側の支尾根へ降りる。小さな杉も植林されていて、この急な斜面を慎重に降りていく。尾根を東西に走る林道横尾線に出て、ここを歩く。南側は杉林で景色は良くないが、時折、林が切れて眺望が開ける。眼下に長狭平野が広がる。素晴らしい眺めである。

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08年1月22日 19,339
豊岡三角点のそばの大山祇命の石碑

【第15回三郡山へ】

遥か遠くに霞む鋸山

大山林道は比較的新しく開削された林道で、この三角点峰の東側ぎりぎりに南北に通る。そのせいでこの峰の東側は切り立った崖になっていて、長狭街道からもこの峰がよく分かる。

林道からすぐに山に取り付く。非常に急な斜面で、足場も悪い。潅木に手をかけ、ストックを活用しながらの上りである。四苦八苦しながら登る。急登なので息も絶え絶えだ。斜面と悪戦苦闘しながら15分。ようやくピークが現れる。標高347・9bの三等三角点(三角点名は豊岡)が鎮座し、その後ろにサカキの木。木のすぐそばに石碑がある。表面に「大山祇命 宇藤木」と彫られている。

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08年1月21日 19,934
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