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若潮国体時代の高体連の標識

[第11回]三郡山へ

遥か西に鋸南の連山

ここからはアップダウンの続く、変化に富む尾根道となる。道の半日陰となった場所に、カンアオイのハート型の葉があった。もう花があるだろうと、地面の落ち葉をよけると、そこに小さく可憐な三角形の花が。地味だが健気、目立たないが美しい、そんな清楚な花である。

尾根を下ると、今度は急な上り。ここにトラロープがあって、登った先に「笹郷山 高宕山 高体連」の手づくり看板がある。昭和48年の若潮国体の山岳コースとなった名残だ。今年の千葉国体の山岳競技は体育館内の人工クライミングだった。野山を駆け巡る山岳競技も37年で姿を変えてしまった。

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10年11月22日 24,316
難所をロープで降りていく

[第8回]お茶立場へ

難所越えて浮かぶ笑み

標識でにぎやかな分岐点で、小休止。天気予報は晴れだったが、ここで小雨が降り出す。雨具を出すほどの降りではないが、広葉樹に落ちる雨音は大きい。一同「予報は晴れだったのにナ」。

ルートは何度か上っては下る。市境尾根なのでアップダウンを繰り返すが、ずっとコンクリート杭が埋まっていて、心強い道である。

ショパンのピアノのような雨音を聞きながら、ノー雨具で歩く。そのうち止むだろう。何しろ予報は晴れなのだ。細い尾根道を歩くと、樹間から時折、郡界尾根が見える。おお、きょうはあそこまで歩くのだ。心を鼓舞し、南へ歩く。

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10年11月18日 24,416
急な上りの杉林を行く

[第9回]笹郷山へ

唯一の三角点峰越えて

頼朝の故事の真偽は別として、この山中にお茶立場があるというのが楽しい。いわゆる英雄伝説であり、房総各地に頼朝伝説は残る。ここは伝説を楽しむとしよう。

沢筋を登って、荷物の場所へ。ここで川崎さんが「お茶のど飴」を配る。お茶立場にちなんだサービスである。一同がどっと笑いで沸く。

ここから先はまた分岐となる。左へ出ればロマンの森。我らは直登気味にまっすぐ行く道を選ぶ。杉林の中の急な上りである。少々きついが、辛くはない。一歩ずつ歩いて、上を目指す。

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10年11月19日 25,594
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