企画・エッセイ » 記事詳細
林道が行き止まりになり山道へ

[第6回]石尊山の下へ

市原の最南端部を進む

処分場は大福山南側にある。ここから南に延びる林道があって、毎日相当数のダンプカーが走る。未舗装ながら路面は硬く締まり、歩くのには支障はない。が、時折やって来るダンプカーが砂塵を巻き上げるので閉口する。ダンプカーはハイカーを確認すると、そばを徐行してくれる。こちらも路肩によって通行を妨げない。お互いに気遣うことが大切なのだ。

林道はやがてアスファルトになり、空腹も極致になる。午後1時23分、景色のいい高台でようやく昼食となった。ダンプの切れ間を見て、遥か南にそびえる妙見山(清澄山)を見ながらの握り飯だ。

食後のミカンも食べ、30分ほどで出発。

下りの林道をだらだら下って、大きな左カーブの場所から山へ入る。が、すぐに山道と並行して一段下に新しい林道があることに気づく。川崎さんがここを進んだほうが良さそうと判断し、林道に下りる。林道は君津市と市原市の市境にあるので、あちこちに境界杭がある。このあたりが市原市の最南端に位置するのである。房日記者が市原の山を歩く。なんだか変な気分である。

目指す石尊山が見えた

やがて林道は行き止まりになり、ここから山道になる。ビニールテープや塗料を塗った木があるので、ここが石尊山への入り口だと分かる。

アップダウンの尾根道を歩く。林道から20分ほど歩くと、折木沢への分岐となる。やぶ気味で、迷いやすい。道は直進していてそのまま進めば折木沢。石尊山へは左の尾根をよじ登る。赤テープを巻いた杉の倒木があって、こちらには行くな、というように倒れている。道を良く知った川崎さんが、倒木をまたいで、上へ進んでいく。

午後3時、石尊山が眺められる尾根に出る。携帯電話を含め3本の電波塔があるので、目立つ頂である。あそこまで暗くならないうちに到着するだろうか。少し不安がよぎるが、川崎さんはザックから干しイモを出してみんなに配るほど、余裕しゃくしゃくだ。ここは隊長を信じて歩くことに。本日最後の行程である。

(つづく)

【写真説明】林道が行き止まりになり山道へ

【写真説明】目指す石尊山が見えた

10年4月6日 6,440
Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved