企画・エッセイ » 記事詳細

私は夜間にウオージョグ(ウオーキングとジョギングを合わせた造語)をすることが多いのですが、その際にもっとも恐いのが無灯火の自転車です。

亀田総合病院から鴨川グランドホテルまでの歩道を使ってウオージョグをしているのですが、この間の歩道は幅が広く、自転車も頻繁に通ります。3分の1くらいの運転者はライトを付けて(有灯下で)走っているのですが、3分の2くらいは無灯火です。困ったことに無灯火の人は若い人が多く、すごいスピードで走ってきます。このコース内には夜間だと暗いところが多いため、勢い良く走ってきた無灯火自転車に気付かないことが多々あります。突然、目の前に現れたり、突然後方から脇を走りぬかれたりしてびっくりします。心臓病もちの私にはよくありません。

これまでに2回、ヒジにぶつかられたことがあります。いずれも高校生と思われる運転者でした。ものすごい勢いでぶつかって来て、そのまま走り去っていきました。昔の自分だったら当然走って追いかけて捕まえてやろうとしますが、心筋梗塞患者にはそれは無理ですので口惜しい思いをしています。私は抗凝固剤を服用していますので、ぶつかった部位が内出血でかなり大きく青く腫れました。これは轢き逃げになるのでしょうか。

最近の読売新聞の社説(5月18日付)を読んで初めて知ったのですが、自転車にも道路交通法で定められた通行のルールがあるのですね。これによりますと、自転車は「車道通行が原則、例外的に歩道通行」ということが基本なのです。そして歩道通行に関しては、「歩道では車道寄りを徐行する。歩行者の妨げになるときは一時停止する。歩道では、どんな場合でも歩行者の安全が最優先される」となっています。従来は都道府県公安委員会が認めた歩道(道路標識で表示されている)のみ通行できたのですが、今回の改正道交法(6月1日から施行)により、13歳未満の子供、70歳以上と身体障害者の人は、すべての歩道を通行できるようになるということです。この決まりによれば、猛スピードで走りたい高校生は歩道を走ってはいけないことになります。ましてや無灯火は言語道断です。

一方で、国道の車道を自転車で走るのが危険であることも実感できます。今回の改正道交法でも、「車道の幅員や車の交通量、道路工事などで自転車の車道通行が危険な場合にも、新たに歩道通行ができる」としています。私も、安全のために自転車が歩道を通ることは許容されるべきだと考えます。しかし、夜間に無灯火で歩道をスピード走行することはやめてほしいものです。「歩道では、どんな場合でも歩行者の安全が最優先される」ということをお忘れなくお願いします。

08年5月26日 16,314
Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved