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新走法の試み

私は一昨年より、1月の最終日曜日に館山市で開催される若潮マラソンに出場していますが、今年も去る1月25日に開催されたため、これまでと同じく10`コースにエントリーいたしました(フルマラソンの部、ファミリーの部も含めた総参加者数は5286人)。

自分の心臓の状態と相談しながらの参加ですが、今年も若手医師達の伴走に守られ、なんとか完走できました。

走行中は沿道の皆様から力強い応援のお言葉をいただき、大変力付けられました。ありがとうございました。心より感謝申しあげます。私の状態を気づかって伴走してくれた若手医師諸君、主催の館山市などの皆様、後援の朝日新聞社などの皆様、交通規制の労を執ってくださった館山警察などの皆様に、この場を借りて御礼申しあげます。

さて、この10`コースは参加資格が「90分以内に完走できること」となっています。他のマラソン大会と較べると基準が大変寛大です。そのために私のような心筋梗塞患者でも参加してみようかという気になれるのです。感謝、感謝です。過去2回はいずれも85分台のタイムでした。ただ、昨年は一昨年より21秒早くゴールしましたから、少しの進歩だったのです。

今年は内心82分を切ることを目指していました。そのために自分の心臓にあまり負担をかけずに昨年より3分早く走りきる方法をいろいろ考えました。その結果、選んだ方法は「300歩走って100歩あるく」、という方法です。私の場合は「走る」といっても非常にゆっくりですから、このペースを守るかぎり息が弾むと言うことはほとんどありません。これなら心臓の負担も少ないと考えたのです。

ペースを守るために万歩計を手に持って走り、正確に「300歩走って100歩あるく」、というペースを守りきりました。今の万歩計は腰に付けなくて手で握って走っても正確に歩数が表示されるのでとても助かります。

こうしてゴールまでたどりつきました。自分の時計でのフィニッシュタイムは82分7秒でしたが公式発表では82分18秒でした。10`コース、50歳以上男子の参加者396名中387位でした。最後尾から数えた順位は昨年より少しよくなっています。私の場合は出発時に最後尾でスタートしているので、正確にスタートラインを超すまでに1分半はかかっていたように思います。従って後程連絡をいただけるネットタイムは81分以内になっているのではないかと期待しています。

「もう記録のことは考えずに走る」と心の中で誓い、古い近しい友人にも宣言していたにもかかわらず、頭の中には中学時代の「1500b、4分42秒3」という記録がこびりついていて、それと現在の自分の記録を較べて愕然とするのですが、この年齢になって毎年記録が伸びていることを喜びたいと思います。今年の8月4日には満60歳となりますが、昨年と較べて今年は3分の記録短縮ができたことは生きていく自信に繋がりました。来年は80分を切ることが目標です。今の所、「400歩走って100歩あるく」という計算を立てています。古い友人達から、「やはり、彼奴はバカだ、バカは死ななきゃ治らない」と言われているような気がしますが、「今さら器用に生きようとしても無理だ、最期まで自分らしく行くぞ」と言い返させて頂きます。

来年も、応援の程、宜しくお願い申しあげます。

09年2月2日 3,680
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