企画・エッセイ » 記事詳細
A6地点で3日目のルートが始まる

[第14回]田代林道へ

元清澄名物 こぶの連続

この地点では、まだ2日目終了地点と継続してはいない。もうしばらく東へ戻って、2日目ルートと接合しなければならないのだ。

Aラインを戻る。この道は郷台林道から元清澄へ伸びる一般登山道で、「関東ふれあいの道」のため、東大演習林の許可は不要だ。郷台林道のゲート地点まで歩く。10分ほどで郷台林道に。ここでゲートを触って、元来た道を戻る。こうやって2日目から3日目のリレーになった。

A6ポイントへ戻って正午前。そのまま進んで、右に東ノ沢、さらに進んで東仲ノ沢を見て登山道を歩く。ここは環境庁指定の関東ふれあいの道である。西ノ沢を過ぎて、ふれあいの道は続く。谷側には擬木の手すりがあって、安全に歩けることになっている。

Eラインの分岐で人と出会う

関東ふれあいの道であるから標識もしっかりしている。途中、「元清澄1・6`」の看板が出る。Gラインへの分岐を過ぎると、クサリが張られた崖面になる。ここから南側の景色が素晴らしい。

このクサリから、元清澄名物のアップダウンが始まる。三等三角点峰の元清澄山(標高344・2b)の前後に、極端なアップダウンが続くのである。記者(忍足)も何度かこのルートを歩いているが、このこぶの連続を耐えなければ、前進はありえないのだ。

Eラインの分岐で、人と出会う。東京から来た男性で、三石山から元清澄までの縦走を1人で楽しんでいる。平日のこの悪天候に、この山中で人と出会うのは奇跡的だろう。

男性と別れて、東へ進む。やがて三逢の分岐となる。ここが三石への分岐で、三方の道が出逢うことから、三逢である。

いくつかのこぶをこらえて進むと、やがて広い林道へ出る。田代林道という。無限軌道の跡も生々しく、最近、整備されたばかりなのだろう。フラットな林道の路肩に腰を下ろし、ここで昼食となった。

この田代林道を北へ下っていけば、衛星管制センター経由で、君津市香木原へ出る。秋の紅葉は素晴らしいそうだが、きょうは分水嶺歩きである。少し遅れ行程を挽回するため、休憩も早めに切り上げて、擬木の階段へ向かった。 (つづく)

【写真説明】A6地点で3日目のルートが始まる

【写真説明】Eラインの分岐で人と出会う

10年4月15日 7,575
Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved