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三等三角点の元清澄のピーク

[第15回]黒塚番所跡へ

繰り返すアップダウン

胃袋に握り飯が収まり、元気も回復。これからも鬼のこぶが続くが、パワーも回復したところで、まだ大丈夫だろう。

3回目のアップダウンを過ぎたところで、北側の絶景が広がる場所になる。高宕山、八郎塚と上総の山並みが見える。尾根筋にはコンクリートの境界杭が埋められている。君津・鴨川の市境である。この雄大な尾根は、2つの旧国を南北に分けているのだ。

4回目のアップダウンが終わると、目の前に大きな壁が現れる。これが元清澄のピークである。三度目の尾根歩きとなると、さすがに分かってくる。これをやり過ごせば、標高344・2bのピークである。

擬木の登り難い階段を苦労してよじ登る。山頂にはベンチとテーブル、環境省の看板、2つの石宮、それになぜか灰皿がある。いまどき、たばこを吸うハイカーは珍しいし、吸っても携帯灰皿を持参するのが普通だ。なんとも場違いな感じのする灰皿である。

午後1時を過ぎているので、休憩もそこそこに郡界尾根方面へ降りる。現地の看板では「金山ダム」方面である。

クサリ場を慎重に降りる

山頂から真南に降りるルートは、保台ダム方面への道。我々が登ってきた支尾根とは別のルートで、和泉地区生活環境保全林から直登するコースである。

今回は、金山ダム方面に郡界尾根を進む。

元清澄の山頂からは、ぐんぐん高度が下がる。ずいぶん、下っていくものだと感じながら、「下る」「上る」を繰り返す。5回、6回と手帳にメモしていくが、さすがに大変な数だと思う。

山頂から30分で、大周遊コース(保台ダム方面)の分岐が出る。ここを左に下りれば、和泉地区生活環境保全林へ戻る。歩き隊はそのまま直進する。標識はここで「金山ダムバス停4・8`」となる。

やがてクサリ場が出て、ここを慎重に降りる。クサリを使わなくても、木の根につかまれば、安全に降りられる。

アップダウンをいくつか繰り返すと、広い平らな場所に出る。ここが黒塚番所跡である。本日の郡界尾根ルートも6割が終わりだが、ここで二度目のルート誤りがあって、予定コースを変更することになる。

(つづく)

【写真説明】三等三角点の元清澄のピーク

【写真説明】クサリ場を慎重に降りる

10年4月16日 7,183
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