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南房総安房地域の日刊紙 房日新聞: 企画・エッセイ
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館山・旧千倉の境の切割に

[第43回]音落ヶ嶽へ

切割の県道を越えて

新道はこの尾根道を横切るように南北を貫く。赤道なので新道の法面には、コンクリートでこの尾根道が残されている。ハイカーのルートは確保されているのである。

農道の反対側のコンクリート階段を上ると、そこに巨大な工場が出る。これが半導体の工場である。近くには三角点もあるが、きょうは行かない。

工場を右手に見て進むと、この尾根から館山の海と千倉の海が見えるのが分かる。農道工事で樹木が伐採されたので、視界も広がったということだ。

ふたたび、やぶへ分け入る。新道は切り開かれたが、尾根道は残っている。

竹林の中にもコンクリート杭がある。ここも館山・旧千倉の境である。

うっそうと茂った竹林を進むと、古茂口の県道館山千倉大貫線に出る。かつてはトンネルだったが、いまは大きな切割になっていて、上空の赤道はない。東側へ坂になったコンクリート道を下がって、県道へ出る。この坂の下には旧道のトンネルがまだ残されている。

乙王の墓がある音落ヶ嶽ピーク

県道を横断して、南側の崖面から山へ分け入る。北側のコンクリートのような配慮はされておらず、竹につかまり、急な斜面をよじ登る。分水嶺歩行も楽ではないのだ。

高度を戻すと、すぐに尾根道になる。アップダウンはあるものの、楽しい道である。

切割から5分で、左側が大貫浅間山になる。東側の大貫集落の信仰地だろう。ここにも石宮があるが、きょうは立ち寄らない。このルートには手づくり看板があって「房総の古道」などと書かれている。地元の人の配慮だろう。

この先に「西すぎもと道」と書かれた道標があり、笠をかぶった巡礼者が浮き彫りになっている。杉本道とは西長田の観音院への道である。

この先にはこんもりしたピークがあって、ここにも立派な宮がある。側面には「天保十四癸卯年 永代村 山萩村 古茂口村」と彫られている。3村合同の富士講の宮である。宮の中には富士山の石が納められている。

そのまま南下すると、かなり大きなピークが出る。ここが音落ヶ嶽(おとおつがたけ)である。標高は139b。山頂にはコンクリートに囲まれた宮がある。これが乙王の墓とされる。伝説によれば、安房国司・小松民部の嫡男、千代若丸が天狗にさらわれ、伊予ヶ岳のふもとで発見される。千代若丸の従臣の乙王は、その責任を取って、近くの滝に身を投げた。その滝が乙王滝で、このピークにあるのが、乙王の墓とされる。

ピークからは館山から富浦にかけての絶景が広がる。この景色を眺めながら、小休止である。

【写真説明】館山・旧千倉の境の切割に

【写真説明】乙王の墓がある音落ヶ嶽ピーク

10年5月20日 14,638
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