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鋸山観光道路の入り口

B鋸山観光道路 日本寺東口へ続く町道

鋸山や日本寺にアクセスする、もっとも新しい道路が、この観光道路である。鋸南町が平成8年(1996)、鋸山観光への有力路線として建設した全長775bの町道だ。観光道路と名がつくが通行は無料で、いまも多くの観光客がこの道路を利用している。

国道127号の元名地先。JR内房線と国道が平行して走る部分。JRのガードをくぐる2本の道があり、北側が古くからあった日本寺の表参道への路線。ほぼ同じ幅員の南側の道を行くと、やがて幅員が広がる。両方の道の間を小磯川が流れる。上流には元名ダムがある。

上り勾配の町道を行くと、100bほどで正面に「鋸山観光道路」の看板が出る。これにしたがって左に折れると片側1車線の快適な道路になる。これが観光道路である。正式路線名は町道1―107号線。1級町道である。

よく整備された道路で、鋸山登山自動車道をほうふつとさせる。距離は短いがヘアピンカーブが2か所あり、それなりのドライブウエーである。

最初の屈曲を右に曲がる。上り勾配ですぐに左へのカーブとなる。この正面に海が見える。そのまま上り勾配を進むとやがて日本寺の東口駐車場になる。

鋸山観光道路終点の駐車場

日本寺には東口、西口、北口、大仏口、表参道と5か所の管理所があり、参拝者はここで拝観料を支払う。ロープウエーの客は西口、登山自動車道の客は大仏口か西口、登山客は北口がそれぞれ表玄関となるが、一般のマイカー客は概ねこの東口から入る。休日などは大型観光バスが何台も並ぶし、保田の食事処「ばんや」との直通バスもある。日本寺はやはり、鋸南を代表する観光名所なのである。

駐車場は無料で、普通車で50台、大型車ならば15台の駐車スペースがある。ここが満車となれば、日本寺は全山これ観光客ということになる。

駐車場の南側の木々の間から、東京湾が見える。背伸びをすれば、薬師瑠璃光如来の大仏の頭が少し見える。ここまで来たのだから、拝観料(大人600円、小人400円、団体割引あり)を払って、東口から入山しよう。

日本寺の詳しい内容は「日本寺編」で詳述する。拝観を終えたら、観光道路を戻る。

下りのアスファルト道は快適だ。最初の右カーブで、正面に海が見える。もう少し雑木を切れば、快適な観光道路になるだろう。

町道に突き当たったら、丁字路を右へ行くと、国道127号線。左へ折れれば、上り勾配の道で、やがて富津館山道路の鋸山トンネル南側下に出る。富館道の下をくぐる道が、林道元名線からつながる「関東ふれあいの道」。この東側にかつては温泉があり、保田は温泉地でもあった。現在は更地になっている。

この観光道路がなかったころ、マイカーで日本寺を目指すには、登山自動車道を使うか、海岸広場に駐車して歩くしかなかった。その意味で、この道路が鋸山観光に果たす役割は大きい。

(つづく)

【写真説明】鋸山観光道路の入り口

【写真説明】鋸山観光道路終点の駐車場

12年6月16日 33,802
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