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新発見の里見義頼の印判状

新発見の里見義頼「印判状」も

鴨川市郷土資料館の企画展「新収蔵コレクション〜初めてのおひろめ〜」が、同所で開催されている。戦国時代に安房地方を治めた里見氏の8代義頼(不明〜1587年)が発給した土地の所有権などを認める「印判状」など新発見の資料をはじめ、約60点を初公開している。9月19日まで。

同館と市史編さん委員会が、市民などからの寄贈を受けて保管している資料の中から、未公開のものを中心に名品、珍品を蔵出しした。

注目は、里見義頼が「佐久間越前守」という人物に送った印判状。八色地区から寄託された古文書の一つで、龍をあしらい義頼の名前が刻まれた朱印で確認した。市内で義頼の印判状が確認されたのは3例目という。

初公開の資料を展示した企画展の会場=鴨川

興津城を守る3人に八色郷(現・同市八色)の未耕作地を1人1貫ずつ与えるという内容で、縦31a、横38aの和紙製。同館では、印判状の土地は正木氏の領地であったことから、「正木憲時の乱」(1580年)を制した後に義頼が発給したものと推測している。

このほか日本の初期の水墨画人「妙沢」が描いた「絹本墨画淡彩矜羯羅童子像(けんぽんぼくがたんさいこんがらどうじぞう)」(推定・南北朝時代)、「絹本着色両界曼荼羅(けんぽんちゃくしょくりょうかいまんだら)」(同、室町時代)、花房藩お抱え刀工「鉄水子国輝(てつすいしくにてる)」の刀剣4本などを展示している。

入館料は大人200円、小中高校生150円。小学生未満、鴨川市民、市内在学者は無料。月曜日と祝日の翌日が休館。

【写真説明】新発見の里見義頼の印判状

【写真説明】初公開の資料を展示した企画展の会場=鴨川

16年8月24日 8,544
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