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委嘱状を受ける桂春蝶さん=鋸南町役場

夫人の出身地の縁

関西出身の落語家で、東京でも活動の場を広げる3代目・桂春蝶さん(41)が2日、鋸南町の観光大使に任命された。夫人の弘子さんが町出身という縁。町内では何度か独演会が開かれている。関西ではテレビやラジオのレギュラー番組を多数持っており、電波メディアでの鋸南観光の情報発信が期待されている。

春蝶さんは、実父の2代目春蝶さんが急逝した際、通夜でその偉大さを痛感して、父の師匠である3代目・桂春団治に入門。春菜の名で修業し、3代目の名跡を継いだ。

弘子夫人が町出身という縁で、町内ではこれまで何度か独演会が開かれている。春蝶さん自身も夫人の出身地が大好きで、何度も訪れては風光明媚(めいび)な鋸南を楽しんでいる。

委嘱状交付は町役場で行われ、町観光協会の黒川大司会長から向こう1年間の観光大使を委嘱された。

春蝶さんは、春団治一門の「花菱」紋の入った羽織と袴(はかま)の正装。町長室で内田正司副町長と懇談し、町側から鋸南の名所や名物を聞いた。ヒットした映画「ふしぎな岬の物語」で、出演した笑福亭鶴瓶さんから鋸南の話を聞いたことや、オープンした道の駅保田小学校にある二宮金次郎の像にジーンと来たことなどのエピソードが披露された。

町側では鋸山の日本寺の磨崖仏、マラソン金メダリストの高橋尚子さんが町内でトレーニングを積んで金メダルを得たこと、浮世絵の菱川師宣の出身地であること、源頼朝ゆかりの地であることなどの説明があった。春蝶さんは持ち前の明るさで「東京でも関西でも、電波を使ってどんどん鋸南を宣伝したい。家内の出身地で、もはや鋸南は第二の故郷」と語った。

帰京した春蝶さん、さっそくSNSサイトに観光大使になったことをアップ。すでに400人を超える人が「いいね!」を押している。

鋸南町の観光大使は春蝶さんで5人目。独演会は12月17日に道の駅保田小学校で予定されている。

【写真説明】委嘱状を受ける桂春蝶さん=鋸南町役場

16年9月5日 11,056
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