ニュース » 記事詳細
「おれんじ」の専門職ら

認知症初期集中支援チーム発足

館山市の認知症初期集中支援チーム「おれんじ」が発足し、活動を始めている。専門医と看護師など複数の専門職でつくるチーム。認知症の人に早めにかかわり、早期診断、早期対応につなげ、住み慣れた自宅などで生活が続けられるようサポートする。

市の業務委託を受けた「慶勝会」が運営。専門医1人と看護師、社会福祉士、精神保健福祉士、作業療法士、介護福祉士の資格のある4人の専門職のチームで、「慶勝会なのはな訪問看護ステーション内」に配置されている。

本人や家族の相談を受け、認知症が疑われる人の自宅を訪問し、本人の状況を把握し、専門的な医療機関の受診や介護サービスにつなげたり、家族の精神的サポート、助言をしたりする。

市によると、市内で要介護認定を受けている人のうち、生活に支障がある認知症の患者は約1800人だが、実際に認知症の症状がある人はさらに多いとみられている。

市は、そういった人たちにチームが早めにかかわり、初期段階から集中的に支援することで、住み慣れた地域、自宅での生活の継続につなげたいとしている。これまでも地域包括支援センターが支援をしていたが、より充実させる。

相談の窓口は、市地域包括支援センターの「たてやま」(25―7191)、「なのはな」(22―1350)、「いちご」(28―4115)が受け付けており、状況に応じて「おれんじ」が引き継ぐ形となっている。

おれんじの専門医・田中耕一氏は「『まだ大丈夫』『家族で何とかすれば』と認知症に気付きながら、なかなか相談や医療につながらない方が多く、間違った対応で本人、家族ともつらい状況になるまで頑張りすぎる事例が多くみられる」と早めの相談を呼び掛ける。

「まだ始まったばかりのチームですが、認知症の方やご家族への支援をさらに充実させ、できるだけ長く住み慣れた地域、自宅で生活ができるような地域になるお手伝いができれば」と話している。

【写真説明】「おれんじ」の専門職ら

17年3月18日 7,745
Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved