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館山に開設された総合訓練センター

日本介助犬福祉協会

館山市布沼に、社会福祉法人日本介助犬福祉協会(川崎芳子理事長)の「総合訓練センター」が開設され、デモンストレーション犬8頭とスタッフ4人が、日々訓練に励んでいる。4月からは国内初の体験型宿泊施設「ドッグワールド」も同施設に備え、介助犬を必要とする人に介助犬との生活を体験してもらう事業も始めた。川崎理事長は「温暖な館山で介助犬ユーザーを出したい」と意気込んでいる。

同協会は、1999年8月に任意団体「東京アシスタントドッグ」として設立され、2005年に山梨県で社会福祉法人に認定。2006年には厚生労働大臣指定法人の介助犬認定試験機関の許可を受けた。2008年には日本介助犬福祉協会と名称を変更。その後、昨年11月に本部となる総合訓練センターを館山市布沼に開設した。

現在は、同訓練センターを拠点とし、▽介助犬・聴導犬訓練事業▽補助犬(介助犬)の認定業務▽介助犬訓練養成事業▽介助犬の普及・啓蒙(けいもう)活動――を展開している。

身体障害などで物を拾い上げたり、上体を起こせなかったりする人をサポートする介助犬。全国では74頭(3月1日現在)の介助犬が活躍している。

同協会は、全国で7団体ある認定試験機関の一つ。「自分の介助犬は自分で育てよう」をスローガンに、▽訓練士による適性や介助動作の検討▽普段生活する拠点に訪問、または同協会にてサポート▽訓練士による継続的なサポートのもと、ユーザーによる訓練・育成――と、段階を踏んで介助犬を養成する。これまでに介助犬22頭、聴導犬6頭を認定してきた。

山梨県南都留郡を拠点に事業展開していたが、冬場は氷点下10度を下回ることもあり、「犬たちの負担を減らすため」に温暖な館山への移転を決めた。

施設は以前、ペットと泊まれるペンションとして使用されていたもの。なるべく日常生活と同じように自由に過ごすため、犬舎はない。

4月からは介助犬との生活を体験する宿泊施設「ドッグワールド」もオープン。「介助犬は何をしてくれるのか」を体感してもらおうという。

施設には、ゴールデンレトリバーやラブラドルレトリバーなど、訓練されたデモンストレーション犬が8頭おり、実際にドアの開閉や割り箸を割るなどの介助動作を見ることができる。

川崎理事長は「気軽に入れるような施設になっており、犬と触れ合いたいという人も歓迎している。まずは館山でユーザーを出したい」と話していた。

詳しい問い合わせや相談は総合訓練センター(0470―28―5662)へ。

【写真説明】館山に開設された総合訓練センター

4月18日20時00分 7,136
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