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栽培のノウハウを伝授する上野さん=鴨川

第一人者の上野さんが講習会 鴨川

カボチャの重量を競う「日本一どでカボチャ大会」の千葉県大会が行われている鴨川市の「みんなみの里」で3日、競技品種の苗の配布と、ジャンボカボチャ栽培の第一人者として全国に知られる上野貢司さん(同市宮山)による栽培講習会が開催された。上野さんは、県大会にエントリーしている受講者に向け、より大きく育てるためのポイントなどを指南した。

上野さんはジャンボカボチャの栽培歴15年以上。香川県小豆島で開催される全国大会で、平成24、25年の2年連続日本一、一昨年は日本新記録となる561・6`で3度目の優勝という金字塔を打ち立てたエキスパート。

より大きく育てるための交配、土壌づくりや収穫までの管理といった栽培技術などの研究を重ねており、「大会を盛り上げたい」という考えで、自らが育てた苗を配布し、栽培に挑戦する人たちからの質問などにも答えている。

栽培講習会は、今年の県大会に向けて同所で実施した苗の配布に合わせて開かれた。

上野さんは大きく育てるためには「日当たり、水はけが良い場所を畑にする」「良く肥えた、深い耕土をつくる」「日々の管理」が大切であることを説明。

植え付けのポイントとして▽畑の広さは1株当たり3b×9b以上▽植え付け準備として秋(遅くても1か月前)には、完熟堆肥を10平方b当たり50`を、炭酸カルシウムまたは骨粉などと土に混ぜる▽葉が4、5枚になったころで植える――など。

栽培のポイントとしては▽つるは放射状に配置し固定させ、節々からでる根も活着させる▽主枝(親つる)の株から3、4bの場所についた実が大きくなる。6月下旬までついた雌花は摘花し、7月上旬についた雌花を人工授粉して確実に着果する。実が10〜15aになったら一番良いものを1つ残し、ほかは摘果する▽着実したら4、5日に1回は水を与え(晴れの日は毎日)、葉の緑が薄くなったら液肥を施す――ことなどを伝授した。

「面倒をみれば、みただけ大きく育つ。頑張り次第で300`も夢ではない」と上野さん。この日は、畑を持たない人のために同所の農園を貸し出した植え付け作業もあり、参加者は「上野さんから聞いたことを実践して、上位入賞を目指したい」などと話していた。

今年の県大会は9月10日の予定。鴨川で苗を仕入れたのは、地元をはじめ、県内の愛好者約70人で150株。ライバルとなる県内各支部でも栽培をスタートしており、関係者は「レベルの高い大会になるでしょう」と話している。

【写真説明】栽培のノウハウを伝授する上野さん=鴨川

5月4日20時00分 6,574
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