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紙面づくりの実際を説明する忍足次長=富浦中

実例で「伝える喜び」学ぶ

NIE(教育に新聞を)活動を続ける、南房総市の富浦中学校(袴田晃宏校長)で1日、1年生30人を対象にした新聞づくりの授業があり、房日新聞社編集部の忍足利彦次長が出講し、生徒らが実際の新聞づくりの流れの講義を受けた。

1年生はこれから、自分たちの学校行事、部活動などを盛り込んだ新聞づくりを進めていく。実際に記事を書き、紙面レイアウトをする前に、日刊新聞がどのように製作されているのか、講義を受けた。

忍足次長は、自社での紙面づくりの流れを黒板に板書き。@記者が記事を書き(入力)Aデスクが確認B整理部門が見出しと大組みをしC専門部署がコンピューターで版組みをする――という流れを説明。さらに記事の文体、見出しの文字数、レイアウトの禁止事項などを大まかに説明。実際のレイアウト用紙を回覧し、1年生が紙面づくりをする際の注意事項を指南した。

新聞の役割は、言論で世論を喚起し、地域で起きていることを正確に素早く伝えることと指導。中学1年生がつくる場合も、三人称で記事を書くと信ぴょう性が高まることを伝えた。1つの紙面でトップ記事、肩の記事、へその記事、囲み、ベタ(1段見出し)記事などのメリハリをつけると、紙面が読みやすくなることも付け加えた。

最後に、日記は書いた自分だけが読むことを前提にした文章であり、新聞とは違うこと。新聞は、文字によって誰かに伝える喜びを秘めていること。中学生にも、こうした「伝える喜び」を知る機会であり、ぜひ新聞づくりでそれを実感してほしいと話した。

同校がNIE教育に取り組むのは5年目。年1回の講義「新聞記事読み比べ」のほか、「400字コラムに挑戦」、具体的な新聞づくりを通じて、新聞を使った学習を続けている。

【写真説明】紙面づくりの実際を説明する忍足次長=富浦中

5月4日20時00分 5,940
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