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掲載の新聞を手にする粕谷さん=館山のラーメン店で

潮の香漂う光る5首

現代短歌社(東京・文京区)が発行する「現代短歌新聞」第62号の「近詠五首」欄に、館山市船形のラーメン歌人#白J艪水さん(73)=本名・征三=の短歌が掲載された。発行人の真野少さんから投稿依頼があって応じたもの。全国の結社の歌人28人が近詠を寄せている。

新聞は月刊で、短歌に関連する総合編集を貫く。1面「現代の作家」欄には俵万智さんの「クレソン」12首が載る。「短歌時評」「作歌相談」「添削コーナー」「短歌レッスン」「全国歌人伝」などの連載も好評だ。新刊紹介や読者歌壇欄。歌壇ニュースも充実している。

近詠五首は、発行人が全国の歌人を選んで投稿を呼び掛ける人気コーナー。粕谷さんは「短歌会あめつち」を主宰、結成以来35年間、自らのラーメン店を経営しながら、作歌も続ける。いつの間にかラーメン歌人の名が付き、厨房(ちゅうぼう)から発する歌が読む側の心を揺さぶる。漁師町・船形で生まれ育ったゆえか海の歌も多く、今回の近詠「見突き舟」の潮の香のする5首が光る。

粕谷さんの目標は「宮中歌会始」で、選歌10作に選ばれること。「これからも精進を続け、二重橋を渡りたい」と夢を追う。

【写真説明】掲載の新聞を手にする粕谷さん=館山のラーメン店で

5月13日20時00分 7,347
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