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話題を呼んだ「オバQ」バス

6月からグループの日東交通へ移管

鏡浦自動車(本社・館山市、河野義輔社長)は、貸し切りバス事業を6月1日からグループ会社の日東交通(本社・木更津市、小宮一則社長)に移管する。合理化の一環で、「今後、貸し切りバスによる観光需要の減少が見込まれる中、同グループ内での競争はプラスにはならない」と判断したという。

同社は昭和13年3月、館山市内などのタクシー事業者十数社が企業合同し創立。当時はフォード、プリムス、ダッジといった米国車など約40台の車両を持ち、地域住民の足として貢献していた。

戦後復興に伴い、国内旅行の需要が高まってきたことを受け36年に貸し切り(観光)バス事業をスタート。ピーク時には、北海道や九州などの長距離観光もあり、最大10台がフル稼働していたという。

新型車両も他社に先駆けて導入しており、中でも軽合金製の軽量高速仕様の丸型車体構造で、漫画の「オバケのQ太郎」の顔に似ていることから「オバQ」と呼ばれた大型車両の導入は大きな話題を呼んだ。

現在は7台の車両を保有して事業を継続しているが、5月末で半世紀を超える歴史に幕を下ろすことになった。事業を引き継ぐ日東交通の石田日出夫専務は「鏡浦と日東の良いところを取り入れ、貸し切りバス事業を強化していきたい」としている。

【写真説明】話題を呼んだ「オバQ」バス

17年5月19日 10,214
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