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白牛像を洗い清める役員=曽呂川で

五穀豊穣など願う

白牛像を川で洗い清め、牛の無病息災と五穀豊穣を祈願する、全国的にも珍しい神事「牛洗い」が4日、鴨川市曽呂地区の代(だい)にある八雲神社(石渡康一神社総代)と、近くを流れる曽呂川で営まれた。

神社に安置してある約45aの仰臥姿の陶製像を使い、氏子らによって営まれている神事。始まりは江戸時代とされ「当時地域で流行した疫病を防ぐため」「重要な家畜であった農耕牛の厄よけや無病息災のため」という2つの説がある。

今年の神事には、神社役員と地区の三役ら12人が参加。神社で祭儀の後、像を200bほど離れた曽呂川のほとりに運び、しめ縄が張られた洗い場で、氏子が順番に頭や体を笹の葉でなでて洗い清めた。

役員は「機械化が進み、農耕牛の姿を見ることは無くなったし、酪農を営む農家も少なくなってきているが、江戸時代から続いている行事であり、牛が家族同然に大切にされていたことも合わせ後世に伝えていきたい」と話していた。

【写真説明】白牛像を洗い清める役員=曽呂川で

6月6日20時00分 8,548
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