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検定成績の証明書を手にする川名取締役=館山市内で

お産12回で18万キロ達成

館山市江田の「川名デーリィ」(川名牧場、川名正幸社長)所有の乳牛が、生涯乳量18万2068`を記録し、都府県歴代1位となった。長年にわたり乳牛の改良を重ねてきた成果。記録が更新されたのは21年ぶりだという。

記録を更新した牛は「ネザーランド ニツクマン フエイアーク」(平成13年8月5日生まれ)で、今年4月に死んでいる。年間乳量1万3000`台(千葉県の平均は9000`台)と優れた乳量を誇り、健康で長生きをし、通常は2、3回程度のお産を12回もしたことで記録的な生涯乳量となった。

乳量や乳成分などのデータを毎月記録する乳群検定について、これまでの検定成績を一括申請し、今年6月に記録が証明された。平成8年に記録されたこれまでの都府県記録を1万5000`以上も上回り、酪農の盛んな北海道を含む全国記録でも3位に入る成績だった。

今回の乳牛は、9世代前に導入した牛の血統を引き継ぐという。長年にわたって乳量が多く、健康な能力の高い牛を掛け合わせ、改良を重ねてきたことが今回の成果につながった。

同社取締役の川名周作さん(35)は「乳量が多いことは分かっていたが、まさか(記録更新するまでの)乳量に達しているとは思わなかった。病気もせず、餌もしっかり食べて、たくさんお産をしてしっかり乳を出してくれた。両親がつくり上げてきた乳牛で、私自身も世話はしたが、両親の努力の結果」と喜ぶ。

この牛は多くの後継牛を残しており、「同じように長い期間、たくさん乳を搾れる強い牛をつくりたい。今のやり方を基礎に循環型酪農を導入し、経営の安定化、乳量のアップを図りたい」と話していた。

【写真説明】検定成績の証明書を手にする川名取締役=館山市内で

8月2日20時00分 8,045
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