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紙芝居の練習をする区民ら=南房総

千倉町平舘区で上演準備

南房総市千倉町平舘区(堀江正敏区長)の名戸川原(なづがっぱら)の民話を基にした紙芝居が制作された。同区で世代を超えた交流の場「茶の間会」などの活動をする「区民の茶の間」のメンバーが中心となって、上演の準備を進めている。

地域の高齢者が元気に生き生きと同地区での生活を続けられるようにと、区民らが精力的に活動する同区。同区の名戸川原の巨岩をめぐる民話が本紙(4月18日付)で取り上げられたことをきっかけに、地域の物語を財産≠ニ考え、より多くの人に知ってもらい、語り継いでいきたいと紙芝居の制作に取り掛かった。

NPO法人南房総富浦エコミューゼ研究会(鈴木勇太郎理事長)の協力で、絵が制作された。メンバーらが実際に現地を訪れ、区民から物語を聞きながら視察。鈴木理事長が紙芝居向けに物語を編集した。

同所で災害を起こして暴れる雷神を天神が鎮めるという内容。大昔の同地区の様子や現在の地名の由来なども盛り込まれていて、同研究会のメンバーが描いた色鮮やかな絵と共に物語が展開される。

名戸川原ものがたりの紙芝居

同区では、さまざまな場所でこの紙芝居を上演していきたいと、練習に余念がない。地域の女性らが中心となり、はつらつとした声で語り、愛嬌(あいきょう)たっぷりな声音で、登場人物を演じている。段ボールに着物の帯を貼り区民が手づくりした紙芝居スタンドを使っており、関わる人が皆、「生活の張り合いになっている」「上演するのが楽しみ」と楽しそうに練習に励んでいる。

紙芝居は、まず区民らにお披露目され、その後、介護施設のお年寄りや地域の子どもたちに向けて上演されるという。堀江区長は「紙芝居を活用して多くの人に、生まれ育った地域のことを知ってもらいたい。依頼があれば、どこでも上演する」と意欲を見せていた。

【写真説明】紙芝居の練習をする区民ら=南房総

【写真説明】名戸川原ものがたりの紙芝居

8月3日20時00分 8,653
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