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ヒマワリの種を収穫する子どもたち=南房総

地元の子らとヒマワリの種収穫も

南房総市の市民グループ「結の会・南房総」(川原孝代表)は9日まで4泊5日の日程で、福島県の福島市といわき市の小学生21人の同市での保養キャンプを受け入れた。子どもたちは9日に、春のキャンプで種まきしたヒマワリの種を収穫した。

原発事故の影響でいまだ自由に外遊びができないという福島の子どもたちのためにと、東京・中野区のボランティア団体「なかのアクション」が企画した、南房総での保養キャンプ。春休みと夏休みに実施され、同グループが受け入れに協力している。

ヒマワリ栽培は、障がい者支援活動をする福島県のNPO法人「シャローム」による「ひまわりプロジェクト」に協力しようと、春に種まき、夏に収穫の日程が今年初めて組み込まれた。同法人が、全国から協力者を募り、ヒマワリ油の取れる品種の種を送って栽培してもらい、花を楽しんだ後、種を収穫して送り返してもらうプロジェクト。収穫した種は障がい者就労施設でヒマワリ油に加工、授産製品として販売され、障がい者支援や被災地支援に役立てられるという。

春に千倉小近くの畑で、福島と地元の子どもたちが一緒に種まき。同会の管理で丹精されたヒマワリは、すくすくと育ち、7月には大輪の花を咲かせて地元の人らの目を楽しませた。

夏のキャンプで再び、畑を訪れた子どもたちが種を収穫。咲き終わり種が実って下を向いた花を見て「1個の種からたくさん種ができてすごい」と目を輝かせた。猛暑の中、額に汗しながら、茎から花を丁寧に切り取って収穫作業をした。

地元の子どもたち7人も手伝い、交流。種まきも一緒に行い、ヒマワリの生長を見守った千倉小6年の石井美咲さんと波々壁千晶さんは、「すぐに背丈を追い抜かされて生長に驚いた。一緒に植えたヒマワリがきれいに咲き、たくさん種ができて良かった」と話した。

その他、福島の子どもたちは同市和田地区の自然の宿「くすの木」を拠点に、さまざまな自然体験や地元の人との交流で南房総を満喫。「海水浴が楽しかった」「また遊びに来たい」と話し、笑顔で帰っていった。

【写真説明】ヒマワリの種を収穫する子どもたち=南房総

8月11日20時00分 3,176
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