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鴨川市教育委員会は、児童数の減少に伴い平成31年度に複式学級が生じることが見込まれる小湊小学校について、天津小学校との統合を進める方針を打ち出した。今月下旬から両小の保護者や地域住民に対する説明会を順次開き、理解を求めていく。

亀田郁夫市長と月岡正美教育長ら教育委員で構成する同市総合教育会議で、小湊小で生じる複式学級について意見が交わされ、「過去に反対があった経緯を踏まえても、子どもたちの教育環境、成長を第一に考え統合を進めるべき」と一致した。

同市教委によると、小湊小の児童数は現在57人。複式学級は連続する2つの学年で16人以下の場合に生じるが、すでに今年度も2年生6人、3年生9人で対象となっているが加配教員を担任に充て、解消している状態という。

平成31年度には児童数が48人に減少。2年生7人と3年生8人、4年生6人と5年生9人が対象となり、加配教員を充てても必ず1クラスの複式学級が生じると見込んでいる。

複式学級について、「教員1人で2学年同時に授業するため、一方の学習を指導している間、もう一方は自学・自習となり学力低下の不安が生じることは否定できない」などとデメリットを強調。

また、小規模校が児童に与える影響として▽集団活動などの経験不足から社会性やコミュニケーション能力が身に付きにくい▽人間関係や相互の評価が固定化しやすい▽多様な物の見方や考え方、表現の仕方に触れる機会が少ない▽実験観察など直接指導が必要となる活動に制約――などの問題点も指摘している。

同市では平成24年度に市内の学校規模適正化を進めた際にも、小湊小と天津小の統合を説明しているが、当時は同意を得られなかった経緯がある。

複式学級が差し迫った今回の説明会では、児童数の推移や複式学級が児童に与える影響などを説明する。同市教委では「その結果を受けて取り組みを進めていきたい」としている。

説明会の日程は次のとおり(時間はそれぞれ午後7時から8時まで)。

【保護者説明会】

▽27日=小湊小体育館▽29日=天津小体育館

【地域説明会】

▽10月11日=小湊小体育館▽同13日=天津小体育館

9月1日20時00分 5,639
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