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段ボールシェルターをつくる児童ら=鴨川

災害時に不可欠な地域連携

児童22人と保護者が防災体験

災害時に避難所となる体育館での生活を想定した宿泊型の防災体験プログラムがこのほど、鴨川市江見地区で展開された。旧江見小学校体育館などを会場に、児童22人と保護者らが参加。段ボールシェルターへの寝泊まり、薪を使った炊き出しなどで、避難生活の不便さを実体験した。

災害時に必要な家庭や地域の連携を深める目的で地区社会福祉協議会、育成会、青少年相談員、江見を考える会、土曜スクール運営委員会など、地区内の各種団体が協力して企画した。

1泊2日のプログラムでは、はじめに同市消防防災課の滝口悦夫氏による出前防災講座を開講。宿泊場所となる体育館に、大空間避難所でのプライバシー空間を確保するための段ボールシェルターをつくった。

シェルター内には「災害時に全国の畳店から避難所に畳を無料で届けるプロジェクト」で、館山市の畳店(有)オサダの長田久富代表取締役が運び込んだ畳を敷き、災害時と同様の環境で一夜を過ごした。

炊き出しの薪をつくるための鉈の使い方、火おこしなども行い、防災食の試食、備蓄品の種類や使用方法も確認した。加えて、大津波が発生した際の避難場所となっている花笠山までの避難経路も実際に歩いた。

プログラムを終えた江見小1年の川名尊仁君は「段ボールシェルターは、固い床でなく畳の上だったので、気持ち良く眠ることができました。災害時は友だちを手伝うようにします」などと話していた。

【写真説明】段ボールシェルターをつくる児童ら=鴨川

9月8日20時00分 3,329
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