ニュース » 記事詳細
馬上から矢を放つ吉野さん=鴨川

「早生が豊作」のご託宣

来年の稲作の豊凶を占う流鏑馬(やぶさめ)神事が24日、鴨川市宮山の吉保八幡神社(鈴木利和宮司)で営まれた。白装束をまとった射手が疾走する神馬の上から的をめがけて矢を放つ様子を大勢が見守り、「早生(わせ)が豊作」と託宣が下された。

「吉保のまとう祭」とも呼ばれる神事。鎌倉時代中期に始まったとされ、現在は地区内10社の神輿や屋台が同神社に集結する合同祭礼に合わせて執り行われている。昭和40年に県無形民俗文化財に指定された。氏子らによる「長狭やぶさめ保存会」が保存継承に努めている。

神事は、神社近くに設置された約200bの馬場に1番的を早生、2番的を中生(なかて)、3番的を晩生(おくて)として3つの的を立て、馬で駆け抜けながら矢を放つ。3回繰り返し、計9本で来年の適種と収穫量を占う。

今年の射手となる禰宜(ねぎ)を務めたのは吉野秀二さん(59)で、昨年に引き続き2回目。疾走する馬上から放った矢が見事1番的に的中すると、馬場脇に詰め掛けた観衆から、大きな歓声と拍手が沸いた。今年は、「早生が豊作で、他は例年通り」という結果となった。

【写真説明】馬上から矢を放つ吉野さん=鴨川

9月25日20時00分 721
Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved