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真剣を使った迫力の演武=鴨川

真剣で真竹を一刀両断

三役と呼ばれる棒術、羯鼓舞、神楽獅子舞からなる県内では珍しい民俗芸能「和泉の三役」が8日、鴨川市和泉の男金(おがな)神社で奉納された。神前で奉納した後は、同市和泉公会堂で披露され、住民や近隣から訪れた見物客の喝采を浴びた。

棒術、羯鼓舞、神楽獅子舞、それぞれに別の起源を持ち、三役として奉納されたのは文政年間ごろと伝えられる。県内では、棒術と羯鼓舞の組み合わせはあるが、獅子舞が加わる例は無く、平成12年に同市無形民俗文化財に指定された。

和泉公会堂で一般にお披露目された三役。最初の棒術では六尺棒などで太刀、鎌の武器を手にした相手との立ち会いで、「基本神棒」「神棒」「扇の手裏剣」「傘返し」「腰車」「飛び込み」などの演目を次々に披露した。

子どもたちの演目では、おひねりが飛びヤンヤの喝采。圧巻だったのは真剣を使った大人の演武で、真竹を一刀両断すると、見物客からは「オーッ」と大きな歓声と拍手が沸き上がった。

羯鼓舞は、鳥の羽を付けた獅子頭をかぶり、腹に鞨鼓を持った3匹の獅子が登場。花笠をかぶり、擦りササラを持った「サンヤスリ」と呼ばれる4人に囲まれ、笛の音に合せて羯鼓を打ちながら踊った。

最後の獅子舞は、頭役とアトカブリ役によって演じられた。途中、ヒョットコが出て獅子と戯れる道化もあり、喜劇的な動きで観客の笑いを誘っていた。

棒術を披露した和泉絢葉さん(11)は6回目の参加で「練習通りに演技できた。緊張したけど楽しかった」。小畠三和さん(44)は「昨年から棒術を始めた。一生懸命練習したので、その成果を出せて良かった」と話していた。

【写真説明】真剣を使った迫力の演武=鴨川

10月10日20時00分 494
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