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避難者カードを図面に配置する職員たち=南房総市役所

12人が机上シミュレーション

南房総市は11日、災害時に開設する避難所の運営を机上で模擬体験するシミュレーションを行った。避難所の統括係となる職員ら12人が参加。「避難所運営ゲーム(HUG)」を活用して、避難者となるカードを避難所の図面を使って配置するなどし、有事に向けた意識付けを図った。

災害時には、職員たちが広域避難所の係となることから、開設に向けたイメージづくりをし、より良い開設、運営の在り方を探ってもらおうと、静岡県が作成したHUGを使って行った。

今回は、白浜小学校の体育館と校舎を避難所に設定。マグニチュード6・8の大地震が発生し、停電、断水、校庭には100人を超える避難者が集まってきている――との想定で、2グループに分かれてシミュレーションを行った。

職員たちは、読み投げられる避難者カードを、体育館や校舎の図面に置いていき、家族連れや高齢者、けが人、外国人観光客、ペット連れなどさまざまな条件が書かれたカードを、考えながら配置していた。

配置までには1時間以上かかり、指導役となった市消防防災課では「実際はもっと大勢の人が避難所に来て大変だと思う。課題もたくさん見えたので、シミュレーションを広げて、共通した認識をつくっていきたい」と話していた。

11月5日に白浜地区で実施される津波避難訓練の中でも福祉施設や学校職員を対象に同じシミュレーションを行う予定になっていて、今後市内各地で広めていく方針だという。

【写真説明】避難者カードを図面に配置する職員たち=南房総市役所

10月12日20時00分 259
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