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給油訓練のためGSに入る消防車両=館山市「テックピットガーデン」で

非常用発電での給油など

「丸高石油」(高橋幸民社長、本社・館山市沼)は9日、事業継続計画(BCP)に基づく災害対応訓練を、本社や同市八幡にある「テックピットガーデン」などで実施。警察、消防、自衛隊など関係機関を迎え、地震、停電を想定して対策本部の設置や非常用発電を使った給油などの訓練を繰り広げた。

同社は、災害対応に力を入れており、同施設のガソリンスタンドは、停電時にも給油ができる災害対応型。施設は給水、炊き出しなどもできる防災拠点の機能も持たせている。

BCPは、実際に地震などの大規模災害が起きた場合でも、ガソリンなどの供給責任を果たして、地域のライフラインを守り、地域住民の救援、安全確保をすることを目的に策定しており、今回は実際に計画に基づいて訓練した。

訓練は震度6の地震があり、停電も発生という想定で、社員ら約70人が参加。対策本部を設置し、本社側では油流出に対応するオイルフェンスの設置や消火訓練、テックピットガーデン側では、実際に非常用発電装置を使った給油作業などを本番さながらに展開した。

一連の訓練の様子は、館山署、安房消防、海自館山、海保、市の関係者らも見守り、海保は油流出対応で海上からの放水作業、安房消防車両は給油訓練にも参加した。

訓練後、安房消防の川上良之消防長は「素晴らしい訓練だった。災害は必ず起こるが、不断の努力で被害を軽減することはできる。このような訓練を繰り返し行って、企業も個人も災害に備えることが重要」と講評し、「民間レベルでのこうした取り組みは、とても頼もしい。今後地域に広まることを期待する」と語った。

高橋社長は「災害時に社長など指揮官がいなくても、社員だけで機能する組織を目指している。そのためのBCP。石油やガスを主な仕事としており、供給を途絶えさせないのが使命。災害時にもしっかりと役割を果たせるようにしていきたい」と話していた。

【写真説明】給油訓練のためGSに入る消防車両=館山市「テックピットガーデン」で

11月9日20時00分 410
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