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奉納する男児ら=南房総(昨年撮影)

南房総

清涼飲料メーカー、ダイドードリンコ株式会社(本社・大阪府)が地域の祭りを応援する「DyDo日本の祭り2018」に、南房総市千倉町忽戸の荒磯魚見根神社で奉納されている「忽戸の三番叟(さんばそう)」が選ばれた。今年1年間、テレビ番組での放送をはじめ、ウェブサイト、新聞、雑誌、ラジオなどメディアを通じて、広くPRされ、同社のサポートを受ける。

祭りを通じた地域の絆づくり、活性化に貢献しようと、同社が全国各地の祭りを支援している事業。2002年から続けられており、毎年30ほどの祭りを全国から選定している。「地域を愛する人々の思いを発信したい」「日本の民俗文化の価値を高め、後生に伝えたい」「祭りから地域の魅力を紹介したい」とテレビや新聞などのメディアを通じて広く紹介するサポートをしている。

今年は、35の祭りが選ばれ、忽戸の三番叟がその一つに決まった。地域に住む男児3人が演者となり、古語のせりふで掛け合い、鈴や扇子を持って舞って、地域の安寧を祈願する民俗芸能。平磯地区の諏訪神社の三番叟と合わせ、「千倉の三番叟」として県無形民俗文化財に指定されている。

同地区では、少子化で適齢の演者を確保することが難しくなっているが、大人が加わるなど、同保存会を中心に住民らが奉納を続けている。「時代に合わせて、継承していこう」という思いが、今回の選定につながったという。

サポートとして、写真と紹介文が掲載されたパンフレットやポスター型のカレンダーが全国に配布され、PRに役立っている。また、今年7月の奉納の様子は、ウェブサイト「ダイドー祭りドットコム」での特集や地元放送局と連携した特別番組のテレビ放送など、メディアで紹介される予定だ。

選ばれたことを同地区民らは喜んでいる。堀江弘区長は、「地域の人たちの願いを込めた奉納。先人たちが続けてきたことを、継承していこうという気持ちが強まった」と話した。

【写真説明】・奉納する男児ら=南房総(昨年撮影)

12月31日20時00分 738
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