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白石町長に冊子を寄贈した重田会長(中央)=鋸南

町に4000部寄贈し内外へPR

鋸南町内で平成11年から桜の植栽を続けている千葉鋸南日本花の会(重田恒久会長)が、活動開始20年を迎えるのを前に、これまで町内に植栽された桜を一覧にした小冊子(カラーA4判8ページ)を印刷。重田会長が30日、町に4000部を寄贈した。町が進めるエコガーデン構想と連動する内容で、町では全戸配布して町民に知らせるとともに、町外からの視察団体などに配布して、町内の活動の様子を伝えていく。

桜の植栽は、町民の自主的な活動からスタート。有志らがポケットマネーを出し合い、苗木を購入し、町内に植栽していった。白石治和町長の初当選後は、町の施策とも連携し、10年間で2万本植栽の目標が立てられた。

14年に静岡県河津町から門外不出のカワヅザクラの成木を譲り受け、役場庁舎前に植えられてから、活動は一気に加速。カワヅザクラが町にゆかりのある戦国武将になぞらえ「頼朝桜」と命名された。

17年には日本花の会鋸南支部から現在の名に変更。年2回の「おお草刈り」、年1回のてんぐ巣病枝除去などを続けている。

桜の保全管理講座や、植栽活動は随時開かれ、これまで植えられた桜は43種、1万8000本になる。活動が20周年を迎えるのを前に、これまで植えた43種の一覧表と活動の歴史を冊子化。会で5000部を印刷し、4000部を町に寄付。町内外で「桜の町」をPRするよう、依頼した。

重田会長は「これだけ植えていると、町民からどこにどんな桜があるのか、問い合わせもある。この冊子で、それを知らせることができれば」と話す。

白石町長は「花をキーワードに、観光地・鋸南を展開していきたい。こうした冊子は素晴らしいこと」と受け取った。

今月の全戸配布の回覧板に入れて配布されるほか、町を訪れる視察団に渡し、桜の町をPRしていく。重田会長らは今月7日に、河津町を訪問する予定で、親交を深める。

重田会長には夢がある。東京・文京区小石川の白山神社にあるハクサンハタザクラ(白山旗桜)の原木が、1949年に鋸南町保田で確認された記録が残るが、町内ではいまだその確認がなされていない。この原木を見つけることこそが、重田会長の夢で、関係者にはその特徴を書いた資料を渡し、「山の中で見つけたら知らせて」と依頼している。冊子には重田会長の夢である白山旗桜の花の写真をあしらった。

【写真説明】白石町長に冊子を寄贈した重田会長(中央)=鋸南

18年1月31日 704
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