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障害者技能大会で銀賞となった中川さん

鴨川市の亀田クリニック歯科センター歯科技工室の中川直樹歯科技工士(31)=同市=がこのほど、栃木県宇都宮市で開催された「第37回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」の歯科技工部門で銀賞に輝いた。

アビリンピックは、障害を持つ15歳以上を対象とした技能競技大会。独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構などが主催し、日ごろ職場などで培った技能を競い、職業能力向上を目指す大会として昭和47年から開催されている。今大会は、全22種目の技能競技に全国から365人が出場。歯科技工部門では、聴覚障害を持つ中川さんら4人が技術を競った。

歯科技工部門は、提供された上下の顎の模型を使い、年齢や性別、体格などが指定された架空の患者の蝋義歯(入れ歯の模型)を5時間以内に製作するという課題。樹脂で歯茎を模した土台をつくり、サンプルの中から適切な義歯を選んで並べる作業工程と、作品の仕上がりが審査された。

中川さんによると「患者は70歳女性という課題。提供された模型しか患者を知る手掛かりがなかったため、よく観察し、それにふさわしい義歯にどう仕上げるかが難題だった」という。

特に苦労したのは「人工歯を上下1本1本すべて機能するように並べること」。高齢者はかむ力が弱いため「食べ物がかみやすいように歯肉の形を工夫することに気を配った」という。

受賞を受け「職場の皆さまの理解と協力、家族、友人をはじめとする多くの方々の支えがあったからこそ、いただけた賞。次回のアビリンピックで金賞を目標に、一層の社会貢献と、技術・技能の向上を目指していきたい」と語った。

【写真説明】障害者技能大会で銀賞となった中川さん

18年2月2日 1,264
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