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御庄地区の建設候補地=南房総

22年度の竣工へ選定

南房総市は、し尿処理施設の建設候補地を同市三芳地区の御庄区内の農地に選定した。候補地への施設建設を前提に御庄区と協議を進めるための基本協定も締結。市では、今年度から各種調査設計業務に着手し、2022年度の竣工を目指していく。

市内のし尿と浄化槽汚泥は、現在、市が運営する千倉衛生センター(千倉町瀬戸)と鋸南地区環境衛生組合が運営する堤ヶ谷クリーンセンター(鋸南町下佐久間)で処理しているが、それぞれ建設から30年前後が経過し、更新整備が必要となっている。

経費などの面から2つの施設を統合する方針を固め、14年度に基本計画を策定。当初は、面積や川があることなどの好条件から高家神社北側の千倉町南朝夷を候補地に選定。市は説明会で住民らに理解を求めていたが、根強い反対で理解を得られずに断念。計画を見直し、新たな候補地の選定に取り掛かっていた。

今回建設候補地となったのは、三芳地区の御庄区内の県道和田丸山館山線の丸山地区との境にある「遠藤隧道」から、館山方面へ約400bの道路南側の農地(全て私有地)。

16年4月から民間業者と「汚泥再生処理センター建設候補地選定業務委託」を結んで洗い出しを行い、ある程度の面積があること、運搬の通行条件が良いこと、排水のための川があること――などの条件の良さから同区を有力候補地とし、昨年3月から地元区をはじめ近隣区、関係する土地改良区などとの説明会を重ね、基本協定締結までこぎ着けた。

御庄区と結んだ基本協定は、同地区内にし尿処理施設を建設することを前提に、各種調査設計業務に着手することへの同意と、地域振興策や環境対策を同区と協議しながら行うとするもので、石井裕市長と三坂俊雄区長が調印を交わした。

今後は、18年度から地形測量、用地測量、地質調査、施設基本設計、整備事業者選定、生活環境影響調査を行い、20年度から建設工事に着手、22年度の竣工を目指す。新たに建設する処理施設は、1日70`gの処理能力を持たせる計画としている。

市建設環境部では「丁寧な説明を重ねていき、しっかりと理解を得て、事業を進めていきたい」としている。

【写真説明】御庄地区の建設候補地=南房総

18年2月24日 1,090
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