ニュース » 記事詳細
新施設のイメージパース

鴨川 指定管理者に良品計画

鴨川市宮山にある総合交流ターミナル「みんなみの里」が、新たな指定管理者に無印良品ブランドで知られる株式会社良品計画を迎え、「里のMUJI みんなみの里」の愛称で27日にリニューアルオープンする。

みんなみの里は、農産品の販売、文化紹介や農業体験を通じた都心住民との交流など、地域情報の発信基地として平成11年3月に開業。昨年2月から地方創生拠点整備交付金で施設の全面改修と、開発工房の新築工事が進められている。

良品計画は、鴨川サテライトオフィスを設けて同市との課題共有を図るほか、市内で里山などの保全活動、長狭米を使い地元の酒蔵による同社ブランドの日本酒の製造、販売を手掛けるなどしている。

昨年4月には同市と「地域活性化に関する協定」を結び連携体制を構築。これまでのノウハウを活用し、みんなみの里改修のデザインや今後の運営方法などの協議に参画し、3月定例議会の議決を経て、この4月から指定管理者となった。

施設の運営にあたっては、千葉エコ農産物やGAP(農業生産工程管理)の導入、6次産業化の促進といった同市の農政事業改革に呼応。前の指定管理者の鴨川農林業体験交流協会や鴨川観光プラットフォーム株式会社と連携し、安心・安全な商品を効率良く集荷し、物産・加工品を販売する。

また、自社事業として開店する「無印良品」店舗との相乗効果により、ブランドイメージによる集客力の向上を図り、同社の店舗網を生かした販路拡大にも努めていくという。

改修工事が進む「みんなみの里」=鴨川

レストラン事業については、施設内に同社の「Cafe&Meal MUJI」をオープン。地元野菜や果物、海産物など「里山里海の幸」を使ったメニューで、食材や食文化、郷土料理を紹介、提供する。

新設する開発工房では、長狭米や鴨川七里、かんきつ類などの加工品開発、ブランド化に取り組む。交流拠点施設としての機能も残し、新たなメニューづくりを地域と検討していくことにしている。

同社にとっては、初の公共施設の指定管理者を通じた事業展開。現在、同市が実施する施設改修はおおむね完了しており、オープンに向けて同社が最終的な施設の改装や備品の配置、人的オペレーションなどの現場調整を急ピッチで進めている。

亀田郁夫市長は「新たな『みんなみの里』の運営には地域、団体、企業が参画し、それぞれの得意分野を最大限生かしながら取り組む体制の構築が必要。中心的な役割の指定管理者に良品計画があたってもらえることはうれしい。優れた経営戦略の展開や、さまざまな波及効果と好循環の創出に大きな期待を抱いている」と話している。

【写真説明】新施設のイメージパース

【写真説明】改修工事が進む「みんなみの里」=鴨川

4月7日20時00分 1,249
Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved