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南房総市が独自に製作した「ポンダナ」

独自の支援用具を製作

南房総市は、避難行動要支援者が避難所へ避難するときや、避難生活しているときに支援が必要であることをアピールする布製防災用具「ポンダナ」を製作した。必要な支援を記入し、ポンチョやバンダナとして身に付けてもらおうと、市が独自につくった。県内では2市(習志野市がスカーフ、浦安市がバンダナ)が避難支援用具をつくっているが、ポンチョにもバンダナにもなるものは県内では初めてだという。

災害対策基本法に基づき市では、避難行動要支援者名簿を地域の支援者に配布しているが、支援者から「支援を待っているよりも、要支援者自らが支援が必要なことをアピールするほうが有効ではないか」「一見してどんな障害があるか分かると支援しやすい」――との意見が寄せられたため、昨年9月から支援用具の製作に着手した。

製作にあたっては、視覚、聴覚、肢体、知的、精神などの障害を持つ人からヒアリングを実施。意見を生かしながら試行錯誤し、試作品をつくって庁内でのプレゼンテーションを経て「ポンダナ」に決定、今年3月に完成した。

ポンチョにもバンダナにも使えることから、ポンチョの「ポン」とバンダナの「ダナ」をとって「ポンダナ」と名付けた。

ポンチョとして手が不自由な人でも頭からかぶったり、羽織ったり、スカーフのように首や腰に巻いたり、バンダナとして包帯に使ったりできるほか、三角巾としても活用できる。

大きさは90a四方で、色は「視覚障害の人でもうっすらと見える」として黄色を採用。耐久性を考えて綿65%、ポリエステル35%の布にした。マジックで必要な支援を書き込んでもにじまないという。

約250万円で2700枚を製作。市内の避難行動要支援者は約6000人いるが、支援者名簿に登録のある1720人に無料で配布するほか、市内29か所の避難所にそれぞれ20枚ずつ設置することになっている。

【写真説明】南房総市が独自に製作した「ポンダナ」

4月27日20時00分 994
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