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活動報告をする竹内代表=館山コミセンで

3000本以上の苗育つ 館山

今年で2年目を迎える館山市の沖ノ島のアマモ場再生活動の説明会が先月26日夜、館山市コミュニティセンターであり、これまで取り組みによって、約3000本以上のアマモの苗が育ち、19日に移植イベントを計画していることなどが報告された。44人の参加者があり、熱心に耳を傾けていた。

アマモ場再生は、官民でつくる「沖ノ島について考える検討会議」が中心となって、市民ぐるみで繰り広げている取り組み。

別のアマモ場で種子となる花枝を採取し、熟成させて種をとり、苗を育てて沖ノ島の海域に移植する作業を毎年繰り返す計画で、現在は1年目の苗を育てている段階。

活動報告した「たてやま・海辺の鑑定団」の竹内聖一代表によると、初年度は3万2000個(目標数2万個)の種を採取し、市内にあるお茶の水女子大学の研究施設、船形漁港で育苗しており、3月末現在で3000本以上の苗が育っている。また、沖ノ島の海に余った種もまいており、一部で発芽も確認されているという。

成長しているアマモの苗

成長した苗は、19日に沖ノ島の北側海域に移植する予定で、今シーズンも6月の花枝採取から始まり、種の選別といった作業を昨年同様に市民ぐるみで進めるという。

説明会では、そのほか同検討会議のアドバイザーで海洋環境専門家・木村尚さんが、「皆でやることによって絆が生まれる」「館山の自然の恩恵を受けることで、館山らしい人間、館山を支えていこうという人間が育つ」などとアマモ再生活動の意義を語った。

鴨川市から訪れた清水沙耶さん(27)、武井洋子さん(23)、佛円あやさん(25)は「鴨川の海でもアマモが減っているので、館山がどのような取り組みをしているか知りたいと参加した。実際に苗が育っているのを見て、さらに興味が沸いた。ぜひ活動に参加してみたい」と感想。

竹内代表は「今のところ順調に育ってくれていてほっとしている。中にはすでに長さが1b近くになっているアマモもある。再生活動を通して、皆がアマモや沖ノ島、地域の海辺に関心を持ってもらうのが狙い。今回も新たに多くの人が説明会に訪れており、活動の輪がさらに広がることを期待している」と話していた。

【写真説明】活動報告をする竹内代表=館山コミセンで

【写真説明】成長しているアマモの苗

4月30日20時00分 618
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