ニュース » 記事詳細
ドローンを飛ばした訓練=南房総

関係機関交え連携方法検証

南房総市は5日、市が所有するドローン(小型無人飛行撮影機)2機と災害時協定を結んでいる「大和印刷」のドローン2機を使った「海上捜索訓練」を富浦漁港周辺で行った。市役所関係課や同社のほか、千葉海上保安部館山分室、安房郡市消防本部、館山警察署から25人が参加、遊泳客が沖に流された想定のもと、ドローンによる捜索を展開、今後の連携活用のあり方を探った。

市では、国土調査や測量、災害現場撮影、教育施設管理などを行うために建設課と教育総務課にドローンを配備。大和印刷とは昨年12月に災害発生時等にドローンを飛ばし情報取集を図るための「災害時における無人航空機による協力に関する協定」を結んでいる。

ドローンの幅広い活用を検討しているが、大和印刷にも協力してもらい、災害発生時や各種事故の捜索時などでも有効な活用を図ろうと、関係機関に参加を呼び掛け、連携活用方法などを検証する場として訓練を企画した。

今回は、原岡海岸で遊泳者が沖に流されたという想定のもと、海上捜索訓練として実施。沖に出た海保の監視取り締まり艇を不明者に見立て、漁港からドローンを飛ばし捜索。

人が確認できる高度をモニターでチェックするなどしたり、4機のドローンをエリア分けして飛ばしたりしながら、沖合約1・1`のところで取り締まり艇を発見≠オた。

「(ドローンが)水難事故でも十分対応できると思った。関係機関と連携して人命救助につなげていきたい」と海保職員。また安房消防警防課員は「有効性を確認できたので、連携して活用していきたい」と話していた。

市では、庁内横断的なドローンの自主研究グループを立ち上げ、さらなる活用を検討しているが、「住民の安全安心のためや、住民のために役立つよう、外部と連携しながら使い方を考えたい。また、防災の面では山での遭難なども想定して活用していきたい」としている。

【写真説明】ドローンを飛ばした訓練=南房総

6月6日20時00分 728
Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved