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書を手渡す岩波白鵬氏(左)=鴨川

鴨川市出身の書道家で、前県書道協会長の岩波白鵬氏(87)=八千代市=がこのほど、自作の書7点を鴨川市に寄贈した。「市民や来訪者の皆さんに、書の素晴らしさを伝えることができれば」と、亀田郁夫市長に直接手渡した。

昨年12月、同市平塚の大山寺不動堂の「扁額」披露式典に、額の文字を揮毫(きごう)した岩波氏が招かれ、亀田市長と面談した際に「隣接した青少年研修センターに書作品を贈呈したい」との申し出があり、今回の寄贈につながった。

贈られた書は▽「研道」=一つの道を研ぎ究めること=など、色紙3点▽「鹿鳴(ろくめい)」=シカは餌を見つけると鳴いて仲間を呼ぶ。鴨川市や同市の施設に多くの人が集まってほしいという願い=など、額装2点▽「盡己竢成(じんきしせい)」=己を盡(つ)くして成を竢(ま)つは加納治五郎の言葉で、失敗を恐れず己の最善を尽くせば、結果は自ら生まれてくる=など、軸装2点。

亀田市長は、「貴重な作品をありがとうございます。研修センターのほか、市の施設に展示させていただきます」などと謝意を伝えた。

岩波=本名・岩波保夫(いわなみやすお)=氏は、昭和6年生まれ。18年に江見小学校を卒業。26年の鴨川小を皮切りに教壇に立ち、船橋市内の小学校長や同市教育委員会教育部長などを歴任した。

母校の江見小で書道教室を開いたり、50万円相当の教育図書を寄付したりするなど、書道を通じた同市の教育振興にも多大な貢献をしている。平成19年秋の叙勲で、瑞宝双光章を受章している。

【写真説明】書を手渡す岩波白鵬氏(左)=鴨川

6月18日20時00分 493
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