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追加指定される岡本城跡の入り江の南端域(南房総市教委提供)=同市富浦町豊岡

海城としての研究の幅も

国史跡に指定されている館山市と南房総市の城跡群「里見氏城跡 稲村城跡・岡本城跡」で、岡本城跡の入り江の南端域の平たん部(南房総市富浦町豊岡の568平方b)が、追加指定されることになった。このほど開かれた文化審議会で答申された。

城跡群は、房総半島南部を治めていた戦国大名、里見氏の拠点。里見氏は、敵対する後北条氏を攻めるため、水軍を率いていたといわれている。

岡本城跡は、16世紀後半に里見義頼が拠点とした城で、東京湾を望む丘陵につくられている。今回はこの城跡のうち、湊として機能したと考えられる入り江の南端域の平たん部が追加指定される見通しとなった。

南房総市では、平成26年度から史跡の保存や活用、整備のあり方をまとめる保存活用計画の策定を進めていて、今回の追加分も盛り込む予定。

市生涯学習課では「岡本城が海城としての一面も持っているので、今回の南端部の追加指定により、水軍を率いたことに対する研究の幅が広がるのでは」と、期待を寄せている。

【写真説明】追加指定される岡本城跡の入り江の南端域(南房総市教委提供)=同市富浦町豊岡

6月20日20時00分 587
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