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鳥居に大しめ縄を張る氏子総代ら=鴨川

30日に祭礼と流鏑馬神事

鴨川市仲の吉保八幡神社で16日、祭礼と流鏑馬(やぶさめ)に向けて、鳥居と拝殿の大しめ縄の張り替えと馬場づくりなどの準備が行われた。

大しめ縄づくりは、氏子総代13人と同OB5人の計18人で作業にあたり、地元の農家から寄せられたワラを束ねて、約10bの長さになるしめ縄2本を仕上げた。早速、鳥居と拝殿にある古いものを取り外し、張り替えた。

大しめ縄とは別に、神馬舎や手水舎など10か所以上のしめ縄もつくられ、それぞれ付け替えられた。

馬場づくりは、4地区の代表と地元の流鏑馬保存会ら15人の参加で行われた。神社正面の道路に設ける約200bの馬場の草刈り、的を固定する柱、見学場所と馬場を分けるためのロープ張りなどを行い準備を整えた。

祭礼と流鏑馬は、今月30日に営まれる。「大しめ縄を手づくりしているのは貴重。今年も皆の力を合わせ立派なものができました。流鏑馬は安房では唯一。ぜひ足を運んで、迫力を味わってほしい」と氏子総代たちは話していた。

吉保八幡神社の流鏑馬は、馬上から的をめがけて矢を放ち、命中率で来年の稲作の豊凶を占う。当日は神事が午後2時半ごろから始まり、流鏑馬は同3時半ごろからの予定。

「吉保のまとう祭」とも呼ばれる神事。白装束をまとった射手が馬場を疾駆しながら、3つの的めがけて矢を放つ。これを3回繰り返し、五穀豊穣(ほうじょう)と来年の収穫量を占う。

鎌倉時代中期に始まったとされ現在は、地区内10社の神輿や屋台が同神社に集結する合同祭礼に合わせ、神事が営まれている。昭和40年、県無形民俗文化財に指定された。

【写真説明】鳥居に大しめ縄を張る氏子総代ら=鴨川

9月17日20時00分 534
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