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大規模改修が行われる市役所=南房総

南房総市は、市役所本庁舎本館と別館1の大規模改修工事を行う。災害時における防災拠点施設としての耐震性確保や、BCP(業務継続計画)に基づく機能強化、老朽化対策が目的。11月中旬から外壁改修に向けた仮設の足場が設置され、本格的な工事が始まる予定で、工期は2020年7月末まで。

本庁舎本館と別館1は、ともに1980年9月の竣工で、老朽化していることから、延命や耐震補強、防災機能の充実を図る。事業費は管理費を含めて7億5241万円。

建築工事としては、本館1階に耐震ブレースを2か所設置するほか、鉄骨や梁(はり)の補強、天井の高い議場と別館1大会議室は耐震性を向上した天井に改修し、国が指定する避難所の数値を示すIS値(構造耐震指標)0・75以上を確保する。外壁改修や屋上の防水、天井、壁の内部改修も行う。

消防防災課は、機能強化や有事の際に災害対策本部が立つ際に広い会議スペースを確保しようと、別館1第3会議室に移転させる。

市民サービスの低下を少なくするため、工事中は市民課市民協働グループを別館1に移動させ、本館1階の窓口業務が通常通り続けられるよう「居ながら工事」を実施する。

電気設備としては、防災強化として72時間電力供給が可能な非常用発電設備を設置。屋内天井の改修と連動して消費電力の低減に優れたLED照明に変更する。

この他、機械設備では屋上にある高置水槽を撤去新設。緊急遮断弁を設置し、ライフライン途絶に対応すると共に、アンカーで固定して水槽自体の耐震性を向上させる。トイレの和式便器は全て洋式便器に代える。

建築工事は大松建設(成田市)、電気設備工事は幸洋電設(南房総市)、機会設備工事は安房住宅設備機器(同)、工事監理業務は桑田建築設計事務所(千葉市)が請け負う。

同市では「工事により来庁者の皆さまにはご不便をお掛けしますが、安全性に十分配慮して行うので、ご理解とご協力をお願いします」と呼び掛けている。

【写真説明】大規模改修が行われる市役所=南房総

10月27日20時00分 569
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