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金丸氏(現職)と室氏(新人)の一騎打ちへ

任期満了に伴う館山市長選挙があす11日、告示される。立候補を表明しているのは、4選を目指す現職の金丸謙一氏(69)=同市那古=、新人で前市議の室厚美氏(53)=同市波左間=で、現職、新人による一騎打ちの構図が濃厚だ。投票は18日で即日開票される。

金丸氏は、6月市議会で「『館山市を日本でいちばん住みやすいまちに』という政治目標の集大成とするべく、市長選挙に四たび立候補させていただく」と出馬表明。

これまでの経験、人脈をアピールし、市政の継続を訴える。第三中学校の建て替えなど懸案の大型事業に道筋をつけるとともに、市の活性化や安房の中心都市づくり、市民協働のまちづくりなどを主張する。

室氏は、市の課題に対して執行部との「危機意識に大きな隔たり」を感じ、政治家の使命として「次の世代への責任を負うような市政運営をしなければ」と9月末で市議を辞職し、記者会見で正式に立候補表明。

女性目線、しがらみのない移住者の立場、商社勤務の経験を強調し、「新しい風を起こしたい」と意欲。長期的な視野での行財政改革、民間が収益を上げられる稼げるまち、観光など安房全体での取り組みなどを訴える。

両陣営とも10月に決起大会を開催。選挙戦に向けた準備を進めてきた。

金丸氏は、自民党、公明党、農協など20を超える幅広い団体の推薦を受ける。後援会組織も強固で、今回は三澤智県議の後援会の支援も受け、盤石な態勢で臨む。

室氏は、組織には頼らず、支援者らによる草の根選挙で臨む。先月下旬からは10回以上のミニ集会を重ね、地道に市民の声を聞きながら浸透を図っている。

今回の市長選では、3期12年の金丸市政への評価が主な焦点。人口減少が進む中、市の行財政改革や少子高齢化への対応、地域活性化策、安房の広域連携などが論戦のテーマとなりそうだ。また、18歳選挙権導入後、初めての市長選で、若者の投票の動きなども注目される。

出陣式は、金丸氏が同市長須賀470―1の事務所内で、室氏が同市沼8510―10の事務所前で、いずれも午前10時から。

9月3日現在の選挙人名簿登録者数は、男1万9352人、女2万1241人の計4万593人。

金丸 謙一(69)無現 【経歴】安房高卒。館山市議2期を経て、平成18年館山市長に当選、現在3期目。関東地区港湾整備・振興協議会会長、県都市協会会長など

室 厚美(53)無新 【経歴】京都大法学部卒。大手総合商社「丸紅」に17年間勤務。平成22年に館山市に移住。27年に館山市議に初当選、1期3年半を務める

11月9日20時00分 542
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