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現職、新人 一騎打ち

任期満了に伴う館山市長選挙はあす18日、投開票される。立候補しているのは、4選を目指す現職の金丸謙一氏(69)=同市那古=と新人で前市議の室厚美氏(53)の2人。市政の継続か刷新かをめぐり一騎打ちの選挙戦を展開している。

人口減少が進む中で、市の財政運営、地域活性化などをテーマに論戦を繰り広げている。

金丸氏は、3期12年の実績と経験、人脈をアピールし、市政の継続を訴える。三中の建て替えなど大型事業の推進や市民協働のまちづくり、地域産業の振興、安房の中心都市づくりなどを主張する。

自民党、公明党、農協など幅広い団体の推薦を受け、強固な後援会組織で選挙戦を展開。ぎりぎりまで公務を優先していた本人も、告示後は精力的に市内を回り、街頭演説などで支持拡大を図る。三澤智県議、支援する市議らも選挙戦を応援。きょう17日には浜田靖一代議士も応援演説をする。

室氏は、「財政は危機的で、このままでは次の世代への責任が果たせない」と市政刷新を主張。長期的視野に立った行財政改革の断行や商社勤務の経験を生かした稼げるまちづくりなどを訴える。

組織に頼らぬ草の根選挙を展開。支援者手づくりの似顔絵が入った選挙カーで市内を巡り、小まめな街頭演説で浸透を図る。「選挙戦にも新しい風を」と夜間に選挙カーは出さず、代わりに個人演説会を連夜開催し、政策を訴える。きょう17日は午後6時半からの菜の花ホールの演説会で締めくくる。

期日前投票の状況をみると、15日までの4日間で3291人(前回比472人増)と前回を上回る状況。18歳選挙権が導入されて初めての市長選で、若者の投票の動向も注目される。

投票は18日午前7時から午後8時まで、船形小学校体育館など市内21か所で行われる。午後9時から第三中学校体育館で開票され、午後10時半ごろには大勢が判明する見通し。

10日現在の選挙人名簿登録者数は、男1万9350人、女2万1200人の計4万550人。

金丸謙一(69)無現

【経歴】安房高卒。館山市議2期を経て、平成18年館山市長に初当選、現在3期目。関東地区港湾整備・振興協議会会長、県都市協会会長など

【公約】▽市民と協働の市民総活躍のまちづくりの推進▽給食センター、第三中学校の建て替え▽幼稚園、小、中学校へのエアコン設置▽中心部への機能集約による安房の中心都市づくり▽生活、医療、介護、子育てなどの不安を丸ごと支援する地域包括ケアシステムの構築――など

室厚美(53)無新

【経歴】京都大法学部卒。大手総合商社「丸紅」に17年勤務。平成22年に館山市に移住。27年に市議に初当選、1期3年半を務める。貸別荘業

【公約】▽長期的視野でメリハリをつけた財政改革▽民間が収益を上げられる稼げるまちにする▽観光や交通網整備等、館山がリードして安房地域全体で取り組む▽保育環境の充実▽館山駅周辺の市街地「里まち」の再生▽車がなくても生活できる交通弱者対策――など

11月16日20時00分 746
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