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安房農林業振興協議会

安房地域の農林業に功労のあった人を表彰する今年度の「安房農業賞」の表彰式が29日、南総文化ホールであり、3人が表彰された。

安房農林業振興協議会が実施する表彰制度。安房農業賞は、農林業技術の創造、改良、導入などにより、生産性の向上に著しい功績のあった人、農林業経営方式の改良、導入などにより、所得の向上や地域農林業の振興に貢献した人を表彰している。安房農業奨励賞もあるが、今年は受賞者はいなかった。

受賞者と主な功績は次のとおり。 =敬称略

▽水野芳徳(85)鴨川市代、果樹部門=平成22年に鴨川市でレモンを栽培していた10人の生産者を集め、丸ごと皮まで食べられる信頼できるレモンづくりを目標に「鴨川レモン研究会」の結成に尽力し、会長となる。会員に減農薬、減化学肥料のちばエコ農産物としての栽培を徹底し、安心安全なレモンづくりを進めている。

テレビ、新聞の取材などを積極的に受けて、鴨川産レモンの品質の高さを発信。地元企業と協力し、「海と太陽のレモン」の名でブランド化も図り、飲料、菓子など加工品の開発にも挑戦。平成30年には、酒造会社と連携し、鴨川産レモンを使ったご当地チューハイを販売し、加工用レモンの販売ルートを確立した。

▽行方金次(82)南房総市白浜町白浜、花き部門=平成15年にJA安房花卉(かき)部白浜支部の役員となってからキンセンカ塾をはじめ、花きの栽培講習会の講師として活動。キンセンカ、ストックなど安房地域で栽培されている花の栽培技術から販売方法まで、新規就農者をはじめ多くの花き農業者の指導に力を尽くした。

特に白浜の特産であるキンセンカについては、病害虫の発生時や台風の通過時の対策としてかわら版を作成し、23年から28年まで「キンセンカ通信」として栽培農家に配布し、日本一の生産量確保に貢献。28年3月にはJA安房花卉部長として「安房の花展示会&フラワーアレンジメント教室」を開催し、広く安房の花のPRに務めた。

▽石井長壽(79)鋸南町中佐久間、地域振興部門=平成19年に鋸南町農業委員に任命され、22年からは3年間農業委員会会長として適正な農地利用の促進に努めるとともに、移住してきた新規就農者に手厚いフォローアップを実践し、地域農業の担い手の育成、確保に尽力。フォローアップした就農者は、いまでは地域農業の核となる担い手として活動しており、地域農業の維持、発展に大きく貢献している。

また、町行政委員として地域活動に取り組むなど地域内のリーダーとして周囲の人望も厚く、中佐久間地区石畑集落では集落長として中山間地域等直接支払交付金を活用して、農地の維持管理、農業生産活動の継続にも力を尽くしている。

12月4日20時00分 428
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