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地域商社へ貸し付けが決まった和田学校給食センター=南房総

地域雇用にも注力へ

南房総市は、今年度末に稼働が停止する和田学校給食センターを、同市の地域商社「FS―Trading」(寺川広貴代表)に貸し付けることを決めた。期間は今年5月1日から2025年3月31日まで。

学校統合により、稼働が停止する同センター。市では利活用を図るため、同施設で地域の農林水産物を活用した商品の開発や加工、生産、販売などを行う事業者を募集した。

公共施設の有効活用とともに、農林水産物の生産拡大、1次産業従事者の所得向上、地域経済活性化、雇用の確保――を図ることが目的。

貸し付ける事業者は、地域商社として活動しているFS―Trading。プロポーザル方式で選定を行い、決定した。

同社では、食品加工の高度設備を導入し、農産物のフリーズドライやカット鮮魚加工した商品を開発、販売していく。その他の設備も導入し、高額な加工機導入が弊害となって商品化を断念している市内小規模事業者や農家などの支援も行う。

また、地域雇用にも力を入れ、施設の借り受け期間は、21人の雇用を計画、その半数を高齢者や障害者にしたいとしている。

「南房総市の産品は国内外から多くのニーズがあるが、消費者からは安全性や品質を求められている。地域商社として地域の農林水産物を消費者のニーズに応えられる商品として提供していきたい」と寺川代表。

また、「地域の事業者や農家などと連携して、商品開発が進められる高度加工施設にしたい」としている。

今後、事業の詳細を市と協議し、事業協定の締結、施設の賃貸借契約を結び、5月1日から施設の運営が始まるという。

【写真説明】地域商社へ貸し付けが決まった和田学校給食センター=南房総

2月6日20時00分 790
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