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観音寺(鴨川)で遺徳しのぶ

24日から

明治日本を震撼(しんかん)させた大津事件で、日本人として謝罪の自刃を遂げ、後に「憂国の烈女」と呼ばれた畠山勇子。分骨をまつる鴨川市横渚の観音寺は、24日から3月3日まで、勇子遺愛のひな人形を本堂に飾り公開する。

明治24年5月11日、滋賀県大津市を観光していたロシア皇太子を、警備中の巡査が切りつけ負傷させた大津事件で、「一身をささげ両国平和の人柱にならん」と、京都府庁前で命を絶ったのが、長狭郡前原町横渚(現鴨川市前原)出身の畠山勇子。

死後、分骨が納められた観音寺の境内に、地元有志が顕彰碑を建立。これを縁に、慶応元年(1865)に勇子の初節句を祝ったひな人形を、勇子の父、治平の実家が奉納している。

観音寺では勇子の遺徳をしのび、毎年3月3日の節句に合わせてひな人形を蔵出し。観音寺・神藏寺ご詠歌衆らが手づくりした「つるしびな」とともに本堂に飾りつけ、一般拝観している。

「地元でも勇子の名を知る人は少なくなった。1人でも多くの記憶にとどめたい」と観音寺。拝観時間は、午前9時から午後5時までで毎日、午後1時から法要があり、勇子の遺徳をしのぶ。また、住職がたてたお茶のサービスがある。

無料で、問い合わせは、観音寺(04―7092―3540)へ。

2月10日20時00分 462
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