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休館となる市民会館=鴨川

市民会館を3月末で休館 鴨川

鴨川市民会館が3月末で休館する。施設の老朽化と耐震強度の低さが理由。改修などは行わず、4月以降は施設の維持管理業務のみを継続しながら、並行して建物の解体を含めた検討をしていく考え。

同館は、民間のボウリング場として昭和44年に建設された。52年に同市が寄贈を受け増改築した後、974人を収容できるホールと会議室などを備えた文化施設として同年8月にオープンした。

以来、同市の文化の殿堂として市民をはじめとする文化団体の発表、鑑賞の場、各種イベントや大会、式典、催し会場に利用され、最も利用者が多かった62年度には14万7000人を数えている。

近年は老朽化が目立ち、館山市に県南総文化ホール、勝浦市に芸術文化交流センター「キュステ」ができたことなどもあって、利用者が減少傾向にあり、平成28年度は3万人弱という状況だった。

加えて昨年10月には、同市が実施した事業仕分けで、建物が古く、耐震性が不透明な状況で使用を継続することへの不安などの意見を受け、「不要・凍結」の判断が出ていた。

同市ではこれを受け、12月から今年1月までにかけて耐震補強の実施の可能性などをあらためて簡易的に調査。結果、耐震補強を行っても十分な強度を得られる見込みは低く、安全性の確保が難しいことが判明したという。

施設では1月から新規の予約受け付けを停止しており、今後の対応を検討した結果、3月末をもって休館することにした。

同市では、今後について「建築から50年近くが経過していることもあり、本格的な耐震診断、大規模改修は行わず、建物の解体を含めた検討を早急に実施していく」方針。

本年度中の使用については「予約団体には状況を十分説明し、理解をいただいた上での使用とする。代替え施設として、公民館、コミュニティセンター小湊、総合運動施設文化体育館などの市有施設を案内する」という。

【写真説明】休館となる市民会館=鴨川

3月2日20時00分 861
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