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深海の蛇紋岩について説明する藤岡氏=鴨川

40人が海溝の蛇紋岩学ぶ

鴨川市のNPO法人大山千枚田保存会が開講している「蛇紋岩の不思議入門講座」でこのほど、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の有人深海調査船「しんかい6500」で51回の調査を行った藤岡換太郎氏が講演した。フィールドワークと合わせて40人が参加し、蛇紋岩に理解を深めた。

地域の地質を知るジオツアーとして開かれている同講座。棚田、里山保全を進めていくために、嶺岡山系の地質を学ぶことが重要という考えから講座をスタートし、地質と文学、芸術をコラボレーションした講座を開講するなどしている。

今回は、世界中の海溝に露出している深海底の蛇紋岩をクローズアップ。太平洋、大西洋、インド洋の三大洋潜航を世界で初めて達成するなどしている藤岡氏を講師に招き、貴重な調査映像を交えながら、深海底の世界を紹介した。

県立中央博物館自然誌・歴史研究部地学研究科主任研究員の高橋直樹氏の案内で、外房から平群までにかけての嶺岡山系南縁に露頭した蛇紋岩も、解説付きで観察した。

参加者は「深海底のリアルな調査映像を、藤岡氏の解説で見られることは、なかなかない機会で、興味深かった」「個人では行き着くことのできない岩石観察ポイントを、ツアーの解説付きで体験できて勉強になった」などと話していた。

大山千枚田保存会では、新年度以降も同講座を企画していく予定で、「詳細については保存会のホームページで順次発表していくので、興味のある人は確認してほしい」と話している。

問い合わせは、棚田倶楽部(04―7099―9050)へ。

【写真説明】深海の蛇紋岩について説明する藤岡氏=鴨川

19年3月28日 698
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