ニュース » 記事詳細
QRコードでキーボックスの開閉をテストする学生=南房総

公共施設利用と徘徊者発見

市のためにとやりがい感じ

南房総市と「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業に係る連携・協定」を結んでいる千葉工業大学の情報ネットワーク学科(中川泰宏助教)の学生6人が、「公共施設利活用システム」と「徘徊(はいかい)者発見システム」の開発に取り組んでいる。現在、同市内で実用化に向けた実証実験を行っている。

千葉工業大学は、同協定を結んでいる8大学、1高専のひとつ。システム開発は、若者の目線で地域活力を創造し、協働の街づくりを進めるという、同市の総合戦略「産学協働地域活力創造事業」の取り組み。

公共施設利活用システムは、市民が公共施設を利用する際の利便性を向上させるためのもの。インターネットで施設利用の予約を受け付け、利用者のスマートフォンなどに入館用のQRコードを送信し、従来の窓口での申請・鍵の受け取りを不要にしようという。

加速度センサーと小型カメラを取り付ける学生=同

一方の徘徊者発見システムは、自宅の玄関扉などに加速度センサーと小型カメラを取り付け、徘徊者が家から外出するときの画像や動画を自動で撮影、家族のスマホや市役所のパソコンに通知し、徘徊者の早期発見につなげようというもの。

システムの開発は、大学の30時間で修了する単位取得科目として昨年9月にスタート。30時間を終えた後も、完成に向けて学生たちのボランティアで続けられ、実証実験にこぎつけたという。

「南房総市のために、やりがいを持って取り組んでいる。社会の役に立てるように、システムを完成させたい」と学生たち。

担当の同市市民課市民協働グループでは、「現段階では課題はあるが、今後も実証実験を続け、本格導入につなげて市民サービスの向上と献身的な学生たちの努力を実らせたい」と話している。

システム開発に取り組んでいる学生は次のとおり(いずれも4年生)。

=敬称略

▽公共施設利活用システム=石神拓真、稲葉航平、櫻井大毅、中村一紀

▽徘徊者発見システム=奥野知大、依田剛

【写真説明】QRコードでキーボックスの開閉をテストする学生=南房総

【写真説明】加速度センサーと小型カメラを取り付ける学生=同

4月3日20時00分 965
Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved